こんにちは!おしんドローンスクール東京校(伊豆大島)、卒業生のすずもとです。
前編に続き、初心者が一等取得を目指して伊豆大島で一人合宿した話の後編をお送りします。
▼こちらもあわせてどうぞ
【ドローンスクール講習レポ①】初心者が一等取得を目指して伊豆大島で一人合宿した話(前編)
【ドローンスクール講習レポ③】卒業生が連泊受講中の一日の流れをご紹介
4日目 目視外&夜間講習!おや?意外と簡単では? 編
おはようございます。
↓は同じ伊豆諸島の島です。
三角形のお山が「利島(としま)」で、うっすらと見える(見えない? )島影が「新島(にいじま)」です。
こちらも元町港からスクールに通う道中で見ることができますよ。
私はお船も好きなので他の伊豆諸島と小笠原諸島にはいつか行ってみたいと思っています。
一等 目視外!
昨日ギリギリ基本に合格した(というのも恥ずかしい)私は目視外の講習がとても不安でした。
モニター越しに操作するなんてとても無理だ!絶対難しい!と思っていました。
が! やってみたら、なんか簡単でした。
おまけに昨日まで地獄の様相を呈していたプロポを立てたり意図しない前進を入れたりスティックをはじいたりする悪癖たちも、全部 目視外の講習中に突如直りました。
目視外ではモニターが見えやすい角度で持つため自然と矯正できたことと、何より無事に全試験に合格できそうな目途が立った安心感から落ち着いて操作できるようになったことが大きいように思います。
以降は昨日までのテンションとは一転して、余裕を持ってお送りします。
講師の方が「ドローンの乱れは心の乱れ」とおっしゃっていました。
名言です。
一等 目視外 スクエア
目視外のスクエアはカメラでカラーコーンの位置を確認して良い上にGNSSオン、手元の小さなモニターだけで全て完結するので、フライト系ゲームそのものでした。
試験も気楽にサクッと終えました。
とはいえ、①カメラでカラーコーンを捉えながら、②前進させながら、③高度変化させる、という3つの動きを同時進行させる指の動きは難しかったです。
階段状にカクカクなってしまったり、カメラの角度を変えている間に前進が止まってしまったりしました。
講師の方から言われて印象に残ったことは、「試験としてはカクカクなっても減点程度で合格だけど、実際の空撮でカクついた映像はとてもカッコ悪いから、できるようになった方が良い」ということでした。
そうですよね。一生カラーコーンだけ映して生きていくわけにはいかないですもんね。
一等 目視外 緊急着陸
目視外の緊急着陸では、自分なりのコツを一つ見つけました。
緊急着陸指示が出た後は、旋回+カメラ操作を手早く終わらせて、できるだけ早く機体が流されていないかを確認するのが良いなと思いました。
意外と一発不合格区画が近いです。
カメラ越しなのでつい安全第一でゆっくり旋回させてしまいがちですが、旋回+カメラ操作の作業をあまりに慎重に時間をかけてやっていたら、気が付いたら一発不合格区画まで流されていた、となりそうでした。
余談ですが、講師の方に聞いた話では、一等 基本をラクラクと合格した方が、目視外で苦労したというパターンもあるそうです。
人間の得意・不得意はいろいろですね。
一等 夜間!
私は夜間講習のことを完全な真っ暗闇で行うのだと思っていました。
実際は試験基準の上限である150ルクスは「夜間」というより日の出・日没の30分前後の「薄明」の時間帯ぐらいの暗さで、目視でも機体を認識できると感じました。
受講中はまだ15:00頃で日中だったため、体育館のカーテンを全て閉めて150ルクス以下を再現してもらい練習を開始しましたが、なんだこんなに明るいんだとホッとしました。
しかし16:00を過ぎ本当の日没が近づいてくると、一瞬にして真っ暗になりました。
ほんの数秒前まで見えていた機体が、まばたきをした瞬間に機首の方向が認識できなくなったのです。
一瞬にして赤と緑のLEDでしか前後左右を判断できなくなり、「赤が前!?緑!?あれ?どっち向いてる?」と焦りました。
そこでどちらに機首を向けているかを体得するため、スクエアのD地点(左奥)で「私が目をつぶってる間に講師の方が機体をルーレットのように旋回させて、私がストップと言ったところで止めてもらって、目を開けて、さぁこのLEDの見え方で機首はどっちを向いているでしょうか!?クイズ」をさせてもらい鍛えました。
講師の方からは「二等を含めてもこんなことしないとわからない人初めてなんだけど…」みたいなことを言われましたが、わからないものはわからないので、昨日までの豆腐メンタルはどこへやらで5回ぐらい付き合わせました。
おかげさまで、夜間の試験も問題なく合格しました。
机上試験の汚名返上
昨日一等基本の机上試験で2問落とした大罪人の私ですが、目視外と夜間は余裕で5問全問正解でした。
基本の時は、選択肢を見ても「これとこれどっちでも良くない?どこで判断するの?」と悩みましたが、読み取り方を教えてもらったおかげで、目視外と夜間の机上試験は設問の主旨を理解できました。
「緊張」について思うこと
一等基本の試験まではヘタクソエピソードに溢れていた私ですが、なぜか目視外と夜間はわりと余裕を持って合格できました。
今もう一度一等基本の試験をしたら、もう少しまともに飛ばせると思います。
私は上達していないと思い込んでいただけで、実際はちゃんと上達していたみたいです。
それなのにずっとヘタクソだったのは、緊張によって全て台無しにし続けていたからです。
基本の試験を終えて安心したら緊張が解けて、その後の目視外・夜間は人並みに飛ばせました。
これから受講される方で、私のようにビビりな性格で緊張しやすい人は、ぜひ、「実は上達しているのに緊張のせいで自分の実力より数段階下手なところをウロウロしているだけ説」を頭の片隅に置いておいてください。
少しだけ前向きに頑張れるかもしれません。
5日目 講習修了後のスクール公認お遊び!空撮体験 編
試験は昨日で全て合格し終わったので、今日は苦手な部分の復習と、天候次第で伊豆大島の観光名所「筆島(ふでしま)」に連れて行ってもらえることになりました。
まずは昨日までの復習として、私は「前進+上昇」の操作が苦手なのでそれを練習させてもらいました。
あとは「ノーズインサークル」という、ドローンのカメラを被写体に向け続けながら円周上に飛ぶ、格好良い撮影技法も習いました。
その後筆島に連れて行ってもらいましたが、風速10m以上はある強風だったためドローンを飛ばすのは断念しました。
天候が良ければ、筆島を被写体として先ほど習った「ノーズインサークル」を撮影・録画して、お願いすれば映像データもいただけるそうです。
私たちは筆島を諦めて、先日一度空撮体験をさせてもらった「波浮港」に行きました。
私は港が好きなのでこちらの方が嬉しかったです。
波浮港は風が穏やかだったので1時間ほど空撮を教わりました。
実際に飛ばしてみると、建物のようなわかりやすい障害物は誰でも気をつけるのですが、電線や枝といった細くて目視やカメラ越しでは認識しづらい障害物が危ないと学びました。
また講師の方にその辺で踊ってもらい、上空からカメラで映してMV撮影ごっこもさせてもらいました。
実はこの講師の方は伊豆大島のガイド業もされていて、明日は予約が入っていないとのことだったので、急遽申し込ませてもらいました。
あまりにも充実しすぎていて、もはやドローン合宿に来たのか観光旅行に来たのかわかりません。
二つが混ざってとても良い旅行になっています。私は本土に帰れるんでしょうか。
ということで明日は三原山に連れて行ってもらう約束をしたところで、ドローン国家資格取得を目指した一人合宿の全講習が終了しました。
6日目 やっと観光!椿油しぼり体験&三原山登山 編
今日から2日間は純粋な伊豆大島観光旅行となります。
ドローン国家資格取得の講習レポからは外れるので、サラッとご紹介します。
昨日申込んでおいたドローンスクールの講師さんもとい本日は伊豆大島の観光ガイドさんに、大島椿(つばき)の椿油しぼり体験と三原山登山に連れて行ってもらいました。
どちらもとても楽しかったです!!
料金:私がお願いした方は8,600円(1名・半日)
車で連れて行ってもらったので、レンタカー代やタクシー代を考えるとお得なのでは…?
■大島ふるさと体験館(椿油しぼり体験)
料金:約2時間で2,750円
絞った椿油はおみやげとしていただけます!髪や肌にも使えるし、食用油にも使えます!
三原山登山は、道中霧が濃く視界10mといった感じで、これはちょっとガイドさんがいないと怖くて登れなかったと思います。
火口は見れないかもと思いつつ登ってみると、なんと霧が晴れて火口の底まで綺麗に見えました。
とても同じ日同じ山とは思えません。
ちょうど火口を覗いている時に、3日前に申し込んだ身体検査が無事合格した旨のメールが届きました。
身体検査はほぼ落ちないと思うので合格というか手続き完了連絡のように感じました。
7日目 ありがとう伊豆大島!また来るね! 編
長かった伊豆大島一人ドローン合宿も最終日です。
急げば観光名所の「泉津の切通し」や「大島公園 動物園」も見に行くことができましたが、伊豆大島はきっとまた来るだろうなと思ったので行かずに残しました。
岡田港14:30発の大型船さるびあ丸で帰ります。
帰りは大島空港から調布空港への飛行機にしようと思っていましたが、雲が多かったのと、大型船が横浜に寄港する日だったので大型船にしました。
ありがとう、伊豆大島。また来るね。
ただいま、本土。しゃーなしに帰って来たよ。
まとめ
費用
受講料:HP掲載
受講料に関しては、HPに掲載されている定価がベースです。私は学科試験に合格していたため、学科免除などの割引を適用していただきました。
その他、時期ごとのキャンペーンや学割、団体割などもあるみたいです。
ぜひご自身が使える割引を使ってみてくださいね。
旅費:
交通費:往復16,000円 ←ジェット船の往復料金です。大型船だと安いプランもあります。
宿泊費: 1泊 7,000円 ←宿によって差はありますが、5,000〜10,000円となります。
食費はもちろん人それぞれですが、夜ご飯は5,000円、朝ごはんは1,000円あればかなりの贅沢ができます。
初心者が短期間で一等を取るために、自分でしておいた事前準備
「たった5日間で初心者が一等を取得できるの?」と思われる方もいるかもしれませんが、今思い起こすと行く前にガッツリ前準備してから臨んだのも効果があったと思います。
①事前にトイドローンでの操作はできるようになっていた
部屋が8畳ワンルームのためまともな練習はできませんでしたが、モード1の基本的な操作はできる状態で受講しました。
②事前にコースは頭に入れていた
「スクエアは1.5m上昇、BからCは1.5m→3.5mに上昇」「ピルエットはだいたい20秒」のように、高度や秒数は覚えてから受講しました。
③日常点検・口述試験は予習していた
日常点検は事前にスクールの動画教材を送ってもらい、「事故後の対応」なども事前に覚えてから受講しました。
④学科試験を先に合格していた
一等学科試験を先に合格していたので、座学的な知識はありました。
初心者が短期間で一等を取るために、スクールにお世話になったこと
⑤全日程をマンツーマンで講習してもらった
待ち時間や他の人のペースに合わせる必要がなく、ひたすら自分が実機で練習できました。
⑥上達具合によってカリキュラムの時間を臨機応変に対応してもらった
「○○の講習は○時間」のようなガチガチの時間割はなく、上達具合によって時間を延ばしたり短縮したりしてくれました。
例えば私は日常点検や口述試験は事前準備してきたので講習時間をざっくり短縮して、その分不安があった実技の練習時間に充ててくれたりしました。
試験も「○月○日の○時から試験」と予定ありきではなく、上達具合や風の具合を見て「そろそろ試験します?もう少し練習します?」と聞いてくれたりしました。
このように、下手なりに自分でもスクールでも手は尽くしていました。
①~⑥のどれか一つでも欠けていたら、もしかしたら厳しかったかもしれないと思います。
以上で「初心者が一等取得を目指して伊豆大島で一人合宿した話」を終わります。
読んでくださってありがとうございます。
「自分も申し込んでみようかな!」と気になった方は、まずは相談してみたら良いと思います!
▼こちらもあわせてどうぞ
【ドローンスクール講習レポ③】卒業生が連泊受講中の一日の流れをご紹介
おしんドローンスクールが選ばれる「5つの理由」

メリット1:東京の大自然、伊豆大島を満喫
東京都大島町、通称「伊豆大島」。「おしんドローンスクール」は、日本初の離島に開校されたドローンスクールです。 ドローン国家資格をただ教えるだけでなく、“体験”として心に残すことにこだわっています。海・山・風ー ー 伊豆大島の大自然は、まさに “ドローンを飛ばしたくなる場所”。ただの学びではない、 「未来のスキル×最高の体験」をぜひ体感してください。
メリット2:安心価格➕各種割引制度
都内スクールより低価格で各種割引も充実!二等基本は都内の相場より5万円以上お得です。 初心者も大歓迎。受講生の9割がドローンを触ったことがない初心者のため、安心してお申込みください。
メリット3:船+宿+昼食コミコミ
講習+島までの交通費(ジェット船)+宿+昼食コミのプランをご用意。島に着いたらドローンガイドがお出迎え するので、離島への旅行デビューにもオススメです。受講生から「船や島内の移動も楽しかった」と圧倒的な満足度を得る、旅するような国家資格!もちろん講習のみのお申込みもOKです。
メリット4:最短1泊2日
一等・二等ともに合宿形式の講習となります。 最短1泊2日の集中講習(二等基本)で、国家資格を効率的に取得できます。 離島で宿泊しながら旅をするように学び、ドローンの魅力と可能性を肌で感じられる没入体験は、当スクール最大の特長です。。
メリット5:いつでも学べるe-learning
学科はe-learning学習です。実技講習の前後を問わず勉強・受験可能です。 PC・スマホで勉強でき、忙しい方もスキマ時間をご活用いただけます。そして伊豆大島合宿では実技を短期集中で頑張りましょう!
おしんドローンスクール 東京校で是非一緒に国家資格を取得しましょう!