ドローンの登録記号は、外部から容易に確認できる機体胴体の表面に貼るのが正解です。
しかし、なぜバッテリーの蓋ではダメなのか、また3mm以上のサイズ規則やDJI機ごとの最適位置など、さまざまな疑問が浮かぶことでしょう。
今回は、航空法に基づいた登録記号の表示義務や適切な貼付位置の選定方法、さらにはDJI機などの人気モデルごとの最適な場所について詳しく解説します。
文字のサイズや色のルール、テプラやコンビニ印刷を使った具体的な自作手順についても触れていくため、登録番号の貼付で悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
- 航空法で定められた外部から容易に確認できる場所の定義
- 機体の重量ごとに決まっている文字の高さやコントラストの規格
- センサー干渉や排熱を妨げないためのモデル別おすすめ貼付位置
- テプラやコンビニ印刷を利用して耐久性の高いシールを作る方法
ドローンの登録記号の表示場所における法的ルール
ドローンの登録記号を表示する際には、単に見えればいいわけではなく、航空法によって厳格なルールが定められています。
はじめに、法的に認められる場所の定義やサイズなどの基本情報を整理していきます。
100g以上の機体に義務化された機体登録制度の基本

2022年6月から施行された制度により、100g以上のすべての無人航空機には機体登録が義務付けられています。
登録が完了すると、所有者に対して「JU」から始まる12桁の「登録記号」が発行されます。
これは自動車のナンバープレートのようなもので、事故や紛失が発生した際に所有者を特定するための重要な識別子です。
施行から数年が経過した2026年現在においても、この制度は安全管理の要として定着しています。
※正確な登録手続きの詳細については、ドローン機体登録の手順をご確認ください。
※制度は更新されることがあるため、国土交通省の公式サイトと併せてチェックをおすすめします。
登録記号を表示する場所は外部から容易に確認できる場所
航空法では、登録記号を機体を分解したり特別な工具を用いてカバーを開けたりしなくても、パッと見て番号が判読できる箇所への表示が求められています。
したがって、バッテリー収納内部や、基板の近くなど、外から見えない場所に貼ることは認められません。
基本的には機体の「表面」に貼るのが正解です
バッテリーの蓋やプロペラは表示場所として不適切
工具を使わずに手で簡単に外せるパーツは、表示場所として不適切とされています。
- バッテリーの蓋
- プロペラ
- プロペラガード
- 着陸脚(後付けの延長具)など
上記のパーツは紛失や交換の頻度が高く、機体本体との紐付けが弱くなってしまうためです。
必ず機体の主要構造部(フレーム)に貼るようにしましょう
墜落時の飛散リスクが低い機体胴体に貼り付ける

万が一の墜落事故を想定すると、アーム(プロペラを支える腕部分)よりも機体胴体(ボディ)への貼付が推奨されます。
衝突の衝撃でアームが折れて飛んでいってしまった場合、胴体側に番号がないと所有者の特定が遅れる可能性があるからです。
重心に近く、破損しにくいメインボディの表面が、物理的な識別性を保つ上で最適な場所と言えます
25kg未満の機体なら文字の高さは3mm以上でOK

登録記号の文字サイズにも規定があります。
一般的な空撮用ドローンの多くが含まれる「最大離陸重量25kg未満」の区分では、文字および数字の高さは3mm以上と定められています。
一方、農薬散布用などの25kg以上の大型機では25mm以上が必要です。
| 機体重量 | 必要な文字の高さ |
|---|---|
| 25kg未満 | 3mm以上 |
| 25kg以上 | 25mm以上 |
色は機体の下地と鮮明に判別できる(コントラストが高い)ものを選びましょう。
白い機体なら黒文字、黒い機体なら白やシルバーの文字が理想的です。
機体別モデルで解説!ドローンの登録記号はどこに貼る?

最新のドローンは全身がセンサーで覆われているため、適当に貼ると飛行性能に支障をきたす恐れがあります。
具体的な機体モデルを例に、最適な位置を考えてみましょう。
DJI Mini 4 Proのセンサーを避けた最適な貼付位置
DJI Mini 4 Proのような小型機は、貼付スペースが非常に限られています。
おすすめは機体側面のフラットな部分、または機体上面の平らなスペースです。
ただし、Mini 4 Proは全方向障害物検知センサーを搭載しているため、レンズを1ミリでも塞がないよう注意が必要です。
また、冷却用の通気口(スリット)をシールで塞いでしまうと、オーバーヒートの原因になるため、必ず風通しを確保できる場所に貼りましょう
DJI Air 3のビジョンセンサー干渉を防ぐ貼り方のコツ
DJI Air 3はセンサー密度が高いため、より慎重な位置選定が求められます。
機体上面のバッテリーとの境界付近にあるフレームや、側面のアーム付け根などが候補になります。
特に底面にある赤外線センサーやビジョンセンサーの周りは、シールの端が少し浮いただけで誤作動を招くリスクがあります。
3mmの小さなサイズを活かして、細長いラベルを作成するのが、狭いスペースにきれいに収めるコツです。
Mavic 3や産業用機体で視認性を高める表示方法
Mavic 3シリーズやMatriceなどの産業機は、ボディが比較的広いため、視認性を最優先した表示が可能です。
機体上面の後方寄りや、ボディ側面の前方フレームなどが良いでしょう。
産業現場では夜間や悪天候での運用も考えられるため、反射素材のラベルを使用したり、規定の3mmよりも少し大きめの文字(5mm〜10mm程度)で表示したりすると安心です。
※センサーへの干渉は墜落事故に直結する恐れがあります。
※ステッカーを貼った後は、必ずセンサーのキャリブレーション状況を確認し、少しでも異常があれば位置を変更してください。
※最終的な安全確認は、各メーカーの取扱説明書に基づき、自己責任で行う必要があります。
テプラやコンビニ印刷を活用したシールの自作手順
専用の業者に頼まなくても、自分できれいな表示を作ることは可能です。
手軽なのはラベルライター(テプラなど)の使用です。

屋外用の強粘着タイプや耐候タイプのテープを選び、文字サイズを3mm以上に設定して印刷します。
次に、貼る前に機体の油分をアルコールなどで拭き取り、脱脂を行いましょう。
この一手間でシールの密着性が劇的に向上します。
また、テプラを持っていない場合は、コンビニのマルチコピー機を使ったシール印刷も便利です。
Wordなどで登録記号を並べたPDFデータを作成し、コンビニのシール紙(L判サイズなど)に印刷すれば、200円程度で高品質なステッカーが手に入ります。
雨に濡れる可能性がある場合は、上から透明な梱包用テープなどで補強しておくと安心です
ドローンの登録記号の貼付箇所に関するよくある質問
実務的な貼り方以外にも、法律面や運用面で疑問を持つ方は多いようです。
ここでは、警察官に声をかけられた際やリモートIDとの関係性など、気になるポイントをまとめました。
登録記号の表示義務を怠った場合の罰則と警察の調査

登録記号を表示せずに飛行させた場合、航空法違反として50万円以下の罰金が科せられる可能性があります。
警察による現場調査では、機体登録の有無や飛行許可証、飛行日誌の備え付け状況まで、いわば「芋づる式」に厳しくチェックされるのが一般的です。
小さなシールの貼り忘れが、取り返しのつかない行政処分や刑事罰につながるリスクを忘れてはいけません。
また、機体を修理に出して新品交換になった場合は、製造番号(シリアルナンバー)が変わるため、再登録が必要です。
古い登録記号のまま飛ばすと「虚偽表示」になってしまうので注意しましょう
リモートID搭載機でも物理的な表示が必要な理由

「リモートIDで電波を飛ばしているから、シールは不要では?」といった意見が散見されますが、答えは「NO」です。
リモートIDと登録記号の表示は、車の「車台番号」と「ナンバープレート」のような関係で、両方の備え付けが義務付けられています。
墜落して電源が切れた機体や、リモートIDが破損した状況では、機体に貼られた記号だけが唯一の身元確認手段になるからです。
どのような高性能なリモートID搭載機であっても、物理的な表示は省略できません
ドローンの登録記号をどこに貼るか正しく理解しよう
ドローンの登録記号の表示は、空を飛ぶ責任を負う操縦者としての第一歩です。
最後に、重要なポイントをおさらいしましょう。
- 工具なしで外れないボディ表面かつ外部から容易に視認できる場所
- 25kg未満の機体なら3mm以上の文字高さを確保
- センサーや通気口を避けて、コントラストのはっきりした色で表示する
正しい表示は、万が一の際の自分を守る盾にもなるため、安全で楽しいドローンライフを送りましょう!
※本記事の情報は2026年2月時点の航空法およびガイドラインに基づいています。
※法改正が行われることもあるため、最新の正確な情報は必ず国土交通省の「無人航空機の登録制度」公式ページをご確認ください。
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