
情熱の国スペインのおすすめドローン撮影スポットはどこかな?

文化的な建物や荘厳な大自然などたくさんあるよ!
- 地中海の光やイスラム建築、リアス式海岸など、文化と自然が融合した立体的かつ陰影豊かな映像が撮影できる
- 春・秋を中心に、朝夕の斜光時間帯が最適。地域によって風や霧の発生タイミングに差があるため事前確認が重要
- 歴史的建造物や自然保護区では飛行制限が多く、許可取得や飛行エリアの事前確認が必要不可欠
1. アルハンブラ宮殿(アンダルシア州・グラナダ)

イスラム王朝・ナスル朝時代に築かれたアルハンブラ宮殿は、ヨーロッパの中でも極めて異彩を放つイスラム建築の宝庫です。
赤褐色の城壁と緻密なアラベスク模様、広がる庭園と水路の調和は、地中海文化とイスラム文化が交差したグラナダならではの風景が訪れる者を惹き込みます。
丘の上からグラナダ市街とともに望むこの複合施設は、ドローン映像で構造美と空間的広がりが最大限に引き立ちます。
撮影に適した時期・時間帯・気象条件
時期 | 3月〜5月/10月(観光ピークを避け、気候が安定) |
時間帯 | 午前7〜10時/夕方16〜18時(斜光と影のコントラストが映える) |
気象条件 | 快晴または薄曇り(陰影が建築を美しく際立たせる) |
風の強さ | 丘の上のため午前中が比較的安定 |
映える要素 | 宮殿の幾何学模様、シエラネバダ山脈を背景とした構図 |

夏は猛暑日が続き、熱波による気流の乱れもあるため、春秋の穏やかな気候が最適です
ドローン撮影時の注意点
- 宮殿構内・敷地内の飛行は禁止(周辺上空からの撮影のみ可)
- 人の多い時間帯を避けて、安全距離を保つ
- 登録・保険加入義務あり(EU共通ルール)
- 高度・距離制限に注意(地上構造物との距離30m以上)
- 観光客へのプライバシー配慮を忘れずに
アクセス方法
出発地 | 移動手段 | 所要時間目安 |
---|---|---|
グラナダ空港 | タクシーまたは市バス → 徒歩 | 約30〜40分 |
マドリード | 高速鉄道AVE+バス | 約3時間 |
セビリア | 車または鉄道+バス | 約2時間半〜3時間 |
管理団体・問い合わせ先
名称 | アルハンブラ宮殿・総合管理局(Patronato de la Alhambra y Generalife) |
住所 | C/ REAL DE LA ALHAMBRA S/N · 18009 GRANADA |
連絡先 | 958 027 971 |
公式Webサイト | https://www.alhambra-patronato.es/ |
2. トレド旧市街(カスティーリャ=ラ・マンチャ州)

トレドは「三文化の都市」とも呼ばれ、キリスト教・イスラム教・ユダヤ教が共存してきた歴史をもつスペイン屈指の古都です。
旧市街全体がユネスコの世界遺産に登録されており、曲がりくねった石畳の道、要塞、カテドラルがひしめく中世の雰囲気が色濃く残ります。
ドローンを使えば、旧市街を取り囲むタホ川とのコントラストや、高低差のある街並みを雄大なスケールで捉えることができるでしょう。
撮影に適した時期・時間帯・気象条件
時期 | 4月〜6月/9月〜10月(快適な気候で混雑も比較的少ない) |
時間帯 | 午前6〜9時/夕方17〜19時(自然光で石造りの街が映える) |
気象条件 | 快晴またはうす曇り |
風の強さ | 早朝は比較的穏やか、午後は風が出やすい |
映える要素 | タホ川の蛇行と旧市街の全景、カテドラルの尖塔 |

高温によるバッテリー消耗が激しい夏を避け、穏やかな気候が多い春・秋の早朝がベストです。
ドローン撮影時の注意点
- 市街中心部での飛行は禁止区域が多いため、郊外からの撮影が基本
- 飛行禁止エリア(No Fly Zone)を事前にチェック
- 旧市街周辺の公園や展望台からの飛行は許可されている場合もあり
- 高低差があるため、高度制限(120m)を超えないよう調整が必要
- EUのドローン登録・保険加入必須
アクセス方法
出発地 | 移動手段 | 所要時間目安 |
---|---|---|
マドリード | 電車(Renfe AVE) | 約30分 |
マドリード空港 | 地下鉄+Renfe乗換 | 約1時間 |
セビリア | 車または電車+乗換 | 約3時間 |
管理団体・問い合わせ先
名称 | トレド観光案内所(Oficina de Turismo de Toledo ) |
住所 | Plaza del Consistorio, 1 45001 Toledo (Castilla-La Mancha) |
連絡先 | +34 925 25 40 30 / infoturismo@toledo.es |
公式Webサイト | https://turismo.toledo.es/recursos/oficinas-de-turismo/id660-oficina-municipal-de-turismo-casas-consistoriales.html |
3. スペイン広場(アンダルシア州・セビリア)

スペイン広場は、1929年のイベロ・アメリカ博覧会のために建設された巨大な半円形の建築物で、セビリアを象徴する観光名所のひとつです。
赤レンガ造りの建物に施された色鮮やかなセラミックタイルや運河と橋の調和が美しく、上空からは幾何学的な美しさが際立ちます。
広場全体のデザインは、スペイン各地の文化を象徴する意匠が施されており、文化的・視覚的な深みがあります。
撮影に適した時期・時間帯・気象条件
時期 | 3月〜5月/10月(観光シーズン前後で気候も安定) |
時間帯 | 午前7〜9時/夕方16〜18時(斜光がアーチや装飾を美しく照らす) |
気象条件 | 快晴または薄曇り |
風の強さ | 市街地のため比較的安定している |
映える要素 | 半円形の配置、運河と橋の連なり、カラフルなタイル装飾 |

観光客が少ない早朝や夕方が撮影には最適です
ドローン撮影時の注意点
- 広場内での飛行は原則禁止、周囲の公園や道路からの撮影に限定
- 周辺に多くの観光客が集まるため飛行時間帯と高度に配慮
- ENAIREの飛行許可取得が必要なエリアあり(スペイン航空管制)
- 人混み上空や建造物至近距離での飛行は禁止
アクセス方法
出発地 | 移動手段 | 所要時間目安 |
---|---|---|
セビリア空港 | バスまたはタクシー | 約20〜30分 |
セビリア・サンタフスタ駅 | タクシーまたは徒歩 | 約10〜15分 |
市内中心部 | 徒歩またはトラム | 約5〜10分 |
管理団体・問い合わせ先
名称 | セビリア・サンタフスタ観光案内所(Oficina de turismo de la Junta de Andalucía de Sevilla Santa Justa) |
住所 | Avenida Kansas City, s/n 41007 Sevilla, Seville (Andalusia) |
連絡先 | +34 954 782 002 / otjusta@andalucia.org |
公式Webサイト | https://www.turismoandaluz.com/sedes/oficina-de-turismo-de-sevilla-santa-justa |
4. マスパロマス砂丘(カナリア諸島・グラン・カナリア島)

マスパロマス砂丘は、グラン・カナリア島の南部に位置する自然保護区で、まるでサハラ砂漠を彷彿とさせる起伏ある砂丘が広がる神秘的な風景です。
風により絶えず形を変える砂の模様は、まさに自然が創り出す芸術作品。周囲にはビーチリゾートが広がり、観光と自然が共存するユニークな場所です。
ドローンで上空から撮影すると、曲線美と影のコントラストが美しく表現されます。
撮影に適した時期・時間帯・気象条件
時期 | 通年(気候が安定)/特に春〜初夏が快適 |
時間帯 | 午前6〜9時/夕方17〜19時(長い影と柔らかな光) |
気象条件 | 晴天・乾燥した日 |
風の強さ | 午後は風が強まりやすく、早朝が安定 |
映える要素 | 波状の砂模様、人物の影、自然光のグラデーション |

午後になると観光客も多くなり、風で機体が流されやすくなるため注意が必要です
ドローン撮影時の注意点
- 砂丘エリアは自然保護区のため飛行には特別な許可が必要
- 地元自治体と自然保護事務所に事前確認を
- 着陸時に砂の侵入による故障リスクがあるため、着陸場所の確保を
- 砂塵によるレンズ汚れに注意
アクセス方法
出発地 | 移動手段 | 所要時間目安 |
---|---|---|
グラン・カナリア空港 | 車またはバス | 約30〜40分 |
ラス・パルマス市内 | 車またはバス | 約50〜60分 |
プラヤ・デル・イングレス周辺 | 徒歩またはタクシー | 約5〜10分 |
管理団体・問い合わせ先
名称 | カナリア諸島政府 環境保護局(Gobierno de Canarias – Medio Ambiente) |
住所 | C/ Prof. Agustín Millares Carló, nº 18 Edf. Servicios Múltiples II Planta 5ª Las Palmas de Gran Canaria |
連絡先 | 928 30 10 12/ naturaleza@gobiernodecanarias.org |
公式Webサイト | https://www.gobiernodecanarias.org/medioambiente/ |
5. リアス・バハス(バイシャス) | ガリシア州・大西洋岸

リアス・バハスは、スペイン北西部・ガリシア州に位置する入江が複雑に入り組んだ海岸線で、「スペインのフィヨルド」とも称されるリアス式海岸の独特な地形は、上空からの撮影で美しさが際立ちます。
海と山が交差する地形の中には、漁村やワイナリー、カトリックの巡礼路など、文化的にも深い背景があり、撮影テーマに幅広さを与えてくれます。
※「バイシャス」はガリシア語、現地ではこちらが使われることが多い。
撮影に適した時期・時間帯・気象条件
時期 | 5月〜9月(晴天が多く、緑と海のコントラストが美しい) |
時間帯 | 午前7〜10時/夕方16〜18時 |
気象条件 | 晴れまたはうす曇り(湿度低めの日) |
風の強さ | 海風が吹くため早朝が安定 |
映える要素 | 入江の曲線、岩礁、港町と自然の調和 |

霧の発生がある地域のため、気象アプリで視界確認を推奨します
ドローン撮影時の注意点
- 風の変化に注意し、海上飛行はバッテリー残量を常に確認
- 港湾・養殖エリアは飛行制限区域に指定されている場合あり
- EU登録・保険のほか、自治体による独自規則に要注意
- 撮影地の選定は地元観光局の情報を活用
アクセス方法
出発地 | 移動手段 | 所要時間目安 |
---|---|---|
サンティアゴ・デ・コンポステーラ空港 | 車またはバス | 約1時間 |
ビーゴ市内 | 車またはフェリー | 約30〜60分 |
ポンテベドラ駅 | 車またはバス | 約20〜30分 |
管理団体・問い合わせ先
名称 | リアスバハス(バイシャス)観光事務所(Oficina de Turismo Rías Baixas) |
住所 | Pazo Deputación Provincial. Avda. Montero Ríos, s/n – 36071 Pontevedra |
連絡先 | +34 986 804 100 / 012@xunta.gal |
公式Webサイト | https://turismoriasbaixas.com/ |
まとめ
スペインには、地形・文化・建築が融合した唯一無二の景観が点在しており、ドローンを通じて地上とは異なる視点から魅力を発見できるのは、まさに空撮ならではの体験です。
本記事で紹介した5スポットは、どれも歴史や自然の息吹が感じられる絶景ばかり。
ルールを守り、安全に飛ばすことで、スペイン旅行がより一層思い出深いものになるでしょう。
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