ドローンで巡るメキシコの絶景【5選】!おすすめ撮影スポットと古代文明の記憶

メキシコのおすすめドローン撮影スポットのサムネ
おしんちゃん

メキシコはさまざまな遺跡があるよねぇ

とっくり

現地のルールを守ることで感動的な映像が撮れるよ

メキシコのおすすめドローン撮影スポットについて
  • メキシコは乾季(11月〜4月)が撮影に最適で、朝方は光が柔らかく空気も澄んでいます
  • 遺跡や火山周辺は原則ドローン禁止または事前許可制の場所が多く、飛行前に必ず確認が必要です
  • 一部スポットはアクセスが不便で標高差もあるため、移動手段と機材管理には十分な計画が求められます

※本記事は、2025年7月時点の情報を参考に作成しています。

チチェン・イッツァ(Chichén Itzá)|ユカタン州

チチェン・イッツァの画像

チチェン・イッツァは、メキシコ・ユカタン半島に位置する古代マヤ文明の代表的な遺跡群で、1988年にユネスコの世界遺産に登録されました。

よく知られているのは「エル・カスティーヨ」と呼ばれるククルカン神殿で、春分と秋分には階段に「羽毛のある蛇」の影が現れる光と影の演出が話題になりました。また、遺跡群全体がジャングルに囲まれ、壮大な自然と歴史が共存する神秘的な空間として、多くの観光客を魅了しています。

特にエル・カスティーヨを中心とした遺跡群を真上から対称的に捉える構図は、マヤ文明の幾何学的美しさを際立たせる映像になり、夕暮れや霧の朝は、神秘的な雰囲気がより強調されます。

撮影に適した時期・時間帯・気象条件

撮影時期11月〜4月(乾季で天候が安定)
時間帯午前8時〜10時(観光客が少なく、柔らかな光)
気温年間平均26〜30℃程度
降水量6〜10月は雨季でスコールが発生しやすい
特記春分・秋分に特別な影の現象が見られる
とっくり

湿度が高いため、機材の結露対策が必要な場合があります

ドローン撮影の注意点

  • チチェン・イッツァ遺跡内でのドローン飛行は原則禁止(特に観光区域)
  • 商用目的や空撮を希望する場合は、INAH(国立人類学歴史研究所)からの特別許可が必要
  • 遺跡外の公道・私有地からの空撮も、角度によっては文化保護対象への影響があるとみなされることがある
  • 機体の落下や接触事故は文化財保護違反として厳しく処罰される可能性あり
  • 許可を得た場合も、上空からの撮影は特定の時間帯・高度制限が設定されることがある

アクセス方法

出発地交通手段所要時間備考
カンクン国際空港バスまたはレンタカー約2時間30分高速道路(180D)利用が便利
メリダ市内長距離バスまたはツアー約1時間30分メリダ発着の観光ツアーが充実

管理団体

名称Instituto Nacional de Antropología e Historia(INAH)
住所Calle Moneda No. 16, Colonia Centro, C.P. 06060, Ciudad de México
電話+52 55 4040 5600
公式Webサイトhttps://www.inah.gob.mx

カンクンのターコイズブルー海岸(Cancún Beach)|キンタナ・ロー州

カンクンのターコイズブルー海岸の画像

カンクンは、ユカタン半島東岸に位置する世界有数のリゾート地です。もともとは小さな漁村でしたが、1970年代以降、政府主導の観光開発により白砂のビーチと高級ホテルが立ち並ぶ観光都市へと変貌を遂げました。

透き通るようなターコイズブルーのカリブ海と全長20km以上にわたるビーチラインは、まさに南国の楽園と呼ぶにふさわしく、多くの旅行者や映像制作者を魅了しています。

波打ち際に沿って飛行するローアングルのドローンショットや、白砂とターコイズブルーのグラデーションを強調する上空からの広角映像は、南国リゾートの魅力を存分に伝える空撮に仕上がります。

撮影に適した時期・時間帯・気象条件

撮影時期12月〜4月(乾季で空気が澄んでいる)
時間帯午前6時〜9時(朝日+人が少ない)/夕方17時〜18時半(日没のマジックアワー)
気温年間平均27〜32℃前後
降水量5月〜10月は雨が多く、台風シーズンも含まれる
特記無風〜微風の日が波も穏やかで撮影しやすい
とっくり

海風が強いため、風速5m/s以上は飛行を控えましょう

ドローン撮影の注意点

  • カンクン市内およびホテルゾーンのビーチ上空は、リゾート施設の敷地上空は私有地扱いとなるため事前確認が必要
  • 空港が近いため、高度制限(通常120m未満)と飛行禁止エリアの確認が必須
  • 観光客のプライバシー侵害に配慮し、撮影前に周囲の確認を行うことが望ましい
  • FAA相当のB4UFLY的な確認アプリとして、メキシコではSENEAMやENAIRE Drones(スペイン系アプリ)が一部で使われている
  • ドローン保険への加入が推奨されるほか、現地警察やホテルからの問い合わせに対応できる書類(機体登録証など)を携行する

アクセス方法

出発地交通手段所要時間備考
カンクン国際空港タクシー・シャトルバス約20〜30分ホテルゾーンまでは直行便が多数
市内中心部路線バスまたは徒歩約10〜20分ビーチによって所要時間は異なる

管理団体

名称Dirección General de Zona Federal Marítimo Terrestre y Ambientes Costeros(ZOFEMAT)
住所Av. Coba #5, SM 27, Cancún, Quintana Roo, México
電話+52 998 881 2800
公式Webサイトhttps://www.gob.mx/semarnat(環境・海岸管理管轄)

テオティワカン遺跡(Teotihuacán)|メキシコ州

テオティワカン遺跡の画像

テオティワカンは、紀元前2世紀頃から繁栄した古代都市遺跡で、アステカ以前の文明が築いた壮大な宗教・政治の中心地でした。

「太陽のピラミッド」「月のピラミッド」「死者の大通り」などが並ぶ、直線的かつ対称的な都市設計は、当時の高度な建築技術と宇宙観を物語っています。現在も謎の多いこの遺跡は、1987年にユネスコ世界遺産に登録され、年間数百万人が訪れるメキシコ屈指の観光地です。

月のピラミッドから太陽のピラミッドへと死者の大通りをなぞるような滑らかなドローン移動は、古代都市のスケール感と空間構成の美を映像的に引き出す構成になります。

撮影に適した時期・時間帯・気象条件

撮影時期11月〜3月(乾燥しており視界が良好)
時間帯午前6時〜9時(観光客が少なく、朝霧の演出が狙える)
気温年間平均16〜24℃(早朝は10℃以下になることも)
降水量6〜9月は雨季。急な天候変化に注意
特記風が強い日があるため、現地の風速を要チェック
とっくり

冬場は標高が高いため早朝の冷え込みと風に注意が必要です

ドローン撮影の注意点

  • テオティワカン遺跡の敷地内でのドローン飛行は原則禁止
  • 空撮を希望する場合は、INAH(国立人類学歴史研究所)への事前許可申請が必要で、通常数週間〜1か月かかる
  • 周囲の空域は観光気球の飛行ルートに重なるため、飛行高度の調整と干渉回避が求められます。
  • 観光気球を撮影に取り入れる際は、航空会社や操縦士の同意を得るのが望ましい
  • 観光客が密集する時間帯は飛行を避け、第三者のプライバシー保護や安全管理を徹底する

アクセス方法

出発地交通手段所要時間備考
メキシコシティ
(北バスターミナル)
路線バス約1時間「Autobuses Teotihuacán」社が運行
メキシコシティ中心部タクシーまたはツアー約1時間〜1時間半早朝ツアーに参加すれば撮影タイミングを狙いやすい

管理団体

名称Instituto Nacional de Antropología e Historia(INAH)
住所Calle Moneda No. 16, Colonia Centro, C.P. 06060, Ciudad de México
電話+52 55 4040 5600
公式Webサイトhttps://www.inah.gob.mx/

セノーテ・イキル(Cenote Ik Kil)|ユカタン州

セノーテ・イキルの画像

セノーテ・イキルは、ユカタン州チチェン・イッツァ近郊に位置する自然の陥没泉で、古代マヤ文明では「聖なる泉」として儀式や供物の場として利用されてきました。

円形に深く沈んだ空間は、直径約60m、深さ約40mに達し、まるで地球がぽっかりと口を開けたような神秘的な光景が広がります。また、壁面からは無数のツタが垂れ下がり、中央の水面には太陽の光がスポットライトのように差し込むため、真上からの俯瞰ショットでは自然が作り出す完璧な円と陰影のコントラストが非常に映えるスポットです。

静かな水面と青緑色の光の反射を取り入れた空撮は、幻想的な映像表現にぴったりです。

撮影に適した時期・時間帯・気象条件

撮影時期11月〜4月(乾季で水面が安定)
時間帯午前10時〜12時(日光が垂直に入るため、水面が美しく映える)
気温年間平均25〜30℃
降水量6〜10月はスコールがあり、濁ることもある
特記無風で晴天の日が、水面反射を最大限に活かせる条件
とっくり

水面を狙うためには直射日光の入り方が重要で、曇りの日は色味が沈む傾向にあります

ドローン撮影の注意点

  • セノーテ・イキルは私有地内にある観光施設のため、ドローン飛行には管理者の許可が必要
  • 混雑時は飛行が危険なため、観光客が少ない朝方または閉園直前を狙うのが理想的
  • 湿度が高く、水しぶきもあるため、機材の防水・防湿対策が必須
  • 深さがあるため、万が一の墜落は回収困難。GPSの安定性と障害物検知性能のある機体推奨
  • 周辺の自然環境保護のため、飛行音や風圧にも配慮が必要

アクセス方法

出発地交通手段所要時間備考
チチェン・イッツァ遺跡タクシーまたは徒歩約10〜15分近隣にあるためセット訪問が可能
バリャドリード市内車またはツアー約40分観光ツアーや貸切タクシー利用が一般的

管理団体

名称Ik Kil Eco-Archaeological Park
住所Carretera Costera del Golfo, Km. 122, Tinum, Yucatán, México
電話+52 985 851 0003
公式Webサイトhttps://cenoteikkil.com

プエブラ旧市街とポポカテペトル火山(Popocatépetl)|プエブラ州

プエブラ旧市街とポポカテペトル火山の画像

ポポカテペトル火山は、メキシコ中央部にそびえる標高5,426メートルの活火山で、メキシコで2番目に高い山として知られています。

アステカ神話では「戦士ポポカテペトル」と「乙女イスタクシワトル」の悲恋物語が語り継がれ、今なおメキシコ人の心に深く根ざした存在であり、プエブラ州やトラスカラ州などの街からもその雄姿を望むことができます。特に晴天の日に雲を突き抜けて立ち上る噴煙や、朝焼けに染まるシルエットはドローン映像として非常に印象的です。

遠景から都市と火山を同時に捉える構図や、山腹を滑るように飛行して山の稜線をたどるシネマティックなカットが狙えます。

撮影に適した時期・時間帯・気象条件

撮影時期11月〜2月(乾季で空気が澄み、山がよく見える)
時間帯午前6時〜8時(朝焼けと噴煙の逆光表現が可能)
気温高地は氷点下、市街地は10〜20℃前後
降水量夏季は曇天が多く、視界不良になりやすい
特記活火山のため風向きや活動状況の確認が重要
とっくり

前日にプエブラ市内から山が見えるかチェックすると成功率が高まりますよ

ドローン撮影の注意点

  • ポポカテペトルは活火山のため、火口周辺半径12km以内は立入禁止区域に指定されている
  • 火山活動レベルによっては国立災害防止センター(CENAPRED)により飛行制限が強化されることがある
  • 撮影は安全圏(主にプエブラ市内やアマイオストラ展望台周辺)からの遠望撮影に限定するのが一般的
  • 高度差が大きくGPSが不安定になる可能性があるため、オフラインマップやマニュアル操作スキルが必要
  • 風が強まりやすく、機体ロストや墜落リスクが高いため、風速5m/s以上では飛行を避ける

アクセス方法

出発地交通手段所要時間備考
プエブラ市中心部約1時間〜1時間30分展望台や周辺村(San Nicolás de los Ranchosなど)経由が
定番ルート
メキシコシティ約2時間30分高速道路(150D)経由でプエブラに入り、火山方面へ移動

管理団体

名称Centro Nacional de Prevención de Desastres(CENAPRED)
住所Av. Delfín Madrigal 665, Pedregal de Santo Domingo, Coyoacán, 04360 Ciudad de México, CDMX, México
電話+52 55 5484 8400
公式Webサイトhttps://www.gob.mx/cenapred

まとめ

                           https://www.youtube.com/watch?v=ffenMNdrS6g&t=1s

メキシコには、古代文明の息吹が残る遺跡からカリブ海の絶景、神秘的な自然スポットまで、ドローンでしか捉えられない壮大な風景が数多く存在します。

ただし、飛行には許可や安全確認が必要な場所も多く、事前の情報収集が欠かせません。

本記事で紹介した5スポットは、歴史と自然、そして映像美のすべてが詰まった特別な場所ばかりなため、旅と撮影の計画にぜひお役立てください。


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