
フランスは、撮影スポットが多くて目移りしそう

今回は、その中でも特におすすめのスポットを厳選したよ
- 撮影に適した時期は春〜初夏(4〜7月)と秋(9〜10月)が中心。
- 主要スポットは観光地に集中しており、鉄道+バスまたはレンタカーでの移動が一般的。
- 文化財や自然保護区域での飛行には許可が必要なケースが多く、事前のエリア確認とマナー遵守が重要です。
※本記事は、2025年7月時点の情報を参考に作成しています。
モン・サン=ミシェル(Mont Saint-Michel)

ノルマンディー地方の海に浮かぶモン・サン=ミシェルは、世界遺産にも登録されているフランス屈指の観光名所です。
干潮時には陸続きになり、満潮時には島のように孤立する独特の立地が魅力で、巡礼地としての歴史も深く、修道院や石造りの街並みが中世の面影を色濃く残しています。
幻想的な景観は、時間や天候によってまったく異なる表情を見せるため、ドローン撮影においても極めて魅力的な対象となるでしょう。
撮影に適した時期・時間帯・気象条件
ベストシーズン | 4月〜10月(春〜秋が比較的天候が安定) |
ベスト時間帯 | 干潮または満潮直後の朝〜午前中/夕方の逆光時間帯がおすすめ |
天候条件 | 晴天または薄曇り 霧が出ると幻想的な映像になるが、視界に注意が必要 |

潮位の変化が激しいため、潮見表の確認は必須です
ドローン撮影の注意点
- モン・サン=ミシェル周辺は自然保護区域に指定されているため、事前許可が必要なケースがある
- 混雑する観光地のため、人や建物への接近飛行は禁止
- 潮の流れが速く、風が強くなるタイミングがあるので飛行安定性に注意が必要
- 修道院や宗教施設の上空での飛行は宗教的・文化的配慮を要する
アクセス方法
最寄り都市 | レンヌ(Rennes)、またはカーン(Caen) |
アクセス | パリからTGVでレンヌ駅まで約1時間半、そこからバスで約1時間15分 |
徒歩移動 | 駐車場からは徒歩またはシャトルバス(約30分)で対岸の島へアクセス可能 |
備考 | 満潮時は通路が水没する可能性があるため、潮位に応じた移動計画が必要です |
管理団体
名称 | Centre des Monuments Nationaux(フランス国立記念物センター) |
住所 | Hôtel de Sully, 62 rue Saint-Antoine, 75186 Paris Cedex 04, France |
連絡先 | +33 (0)1 44 61 21 50 |
公式サイト | https://www.monuments-nationaux.fr/ |
ヴェルサイユ宮殿と庭園(Château de Versailles)

ヴェルサイユ宮殿は、ルイ14世が築き上げた絶対王政の象徴であり、かつてはフランス王政の中心地として栄えた豪華絢爛な建造物です。
特に有名なのが、建物の背後に広がる広大な庭園で、幾何学的に整えられた植栽、水路、噴水が芸術作品のように配置されています。
この整然とした景観は、空から俯瞰すると美しさが一層際立つため、ドローンによる撮影にぴったりな被写体です。
撮影に適した時期・時間帯・気象条件
ベストシーズン | 春〜初夏(4〜6月)および秋(9〜10月) |
ベスト時間帯 | 午前9時〜10時または夕方の斜光時間が理想 |
天候条件 | 快晴または晴れ時々曇りが最適 午後は逆光になるため角度に注意が必要 |

庭園の噴水ショー(Grands Eaux)期間中は、早朝の訪問がおすすめです
ドローン撮影の注意点
- 宮殿敷地内および庭園はフランス文化財保護対象のため、飛行には公式な許可申請が必須
- 混雑を避けるため、早朝か平日の撮影が望ましい
- 樹木の高さ制限や、庭園の特定区域(王の菜園など)では飛行が制限されている可能性がある
- パリ近郊の空域にあたるため、航空法に基づく地理的制限にも留意が必要
アクセス方法
最寄り駅 | ヴェルサイユ=シャトー=リヴ=ゴーシュ駅(Versailles-Château-Rive-Gauche) |
アクセス | パリ市内からRER C線で約40分 |
徒歩移動 | 駅から宮殿までは徒歩約10分 |
備考 | 駅周辺に案内板あり。チケット事前購入を推奨(公式サイト対応) |
管理団体
名称 | Établissement public du château, du musée et du domaine national de Versailles |
住所 | Place d’Armes 78000 Versailles, France |
連絡先 | +33 1 30 83 78 00 |
公式サイト | https://en.chateauversailles.fr/ |
ヴェルドン渓谷(Gorges du Verdon)

フランス南東部、プロヴァンス地方に位置するヴェルドン渓谷は、“ヨーロッパのグランドキャニオン”とも称される壮大な自然地形です。
石灰岩の断崖が数百メートルにわたって切り立ち、谷底をターコイズブルーのヴェルドン川が流れています。かつて氷河や水の侵食によって形成された渓谷は、アウトドア好きだけでなく、空撮愛好家にとっても夢のようなロケーションと言えるでしょう。
特にドローンで上空から撮影することで、地形のスケール感と自然の美しさが際立ちます。
撮影に適した時期・時間帯・気象条件
ベストシーズン | 5月〜10月(初夏〜秋がベスト) |
ベスト時間帯 | 午前中または15時以降の谷に光が差し込む時間帯がおすすめ |
天候条件 | 快晴または晴れ時々曇り 風の影響を受けやすいため、風速の確認が重要 |

ターコイズブルーの川面が見える晴天日を狙うと、美しい空撮ができるでしょう
ドローン撮影の注意点
- 渓谷周辺は自然保護指定地域であり、飛行禁止区域や申請が必要なエリアがある
- 遊覧ボートやカヌーが多く通るため、低高度での飛行は避ける
- 渓谷内ではGPS信号が不安定になる場合があり、マニュアル操縦技術が求められる
- 高所飛行中に突風が発生する可能性があるため、事前の風速予測を確認しておくと安心
アクセス方法
最寄り町 | マステル(Moustiers-Sainte-Marie)またはカステロン(Castellane) |
アクセス | マルセイユから車で約2時間半。トゥーロンやニースからもアクセス可能 |
徒歩移動 | ビューポイント付近から徒歩で数分の地点に撮影スポットが点在 |
備考 | 自然地形のため駐車場は限られており、ハイシーズンは混雑が予想されます |
管理団体
名称 | Parc naturel régional du Verdon(ヴェルドン地域自然公園) |
住所 | Domaine de Valx, 04360 Moustiers-Sainte-Marie, France |
連絡先 | +33 (0)4 92 74 68 00 |
公式サイト | https://parcduverdon.fr/ |
エトルタの白い断崖(Falaises d’Étretat)

ノルマンディー地方の海岸に広がるエトルタの白い断崖は、石灰岩で形成された壮大な海蝕地形で、波によって削られたアーチ状の岩や尖塔のような奇岩が連なり、まるで絵画のような景観を生み出しています。
19世紀にはモネやクールベなどの印象派画家たちがこの地を描き、後に文学作品や映画にもたびたび登場するなど、芸術と深い関わりを持つ場所です。
空から望めば、刻々と変わる海の色と白亜の崖のコントラストが、印象的な構図として映し出されることでしょう。
撮影に適した時期・時間帯・気象条件
ベストシーズン | 4〜10月(春〜秋が快適で視界も良好) |
ベスト時間帯 | 午後〜夕方(逆光で岩の形が強調されやすい) |
天候条件 | 快晴〜晴れ時々曇り 霧が出やすいため、事前の気象チェックが重要 |

干潮時は浜辺に下りて断崖を見上げるアングルでも撮影が可能です
ドローン撮影の注意点
- 一部エリアは飛行禁止区域または自然保護対象となっているため、事前に地元自治体の規則を確認する
- 崖の上や海岸は観光客が多く、人混みの上空飛行は避ける
- 海風の影響を強く受けやすいため、風速が高い日は飛行を控えるのが無難
- 干潮時に海岸へ下りる場合、潮の満ち引きに注意して安全な時間帯を選ぶ
アクセス方法
最寄り町 | エトルタ(Étretat) |
アクセス | パリから車で約2時間半、またはル・アーヴルからバスで約1時間 |
徒歩移動 | 街の中心部から断崖までは徒歩約10分程度 |
備考 | 海岸線には複数の遊歩道あり。干潮時は海岸下部までアクセス可能です |
管理団体
名称 | Office de Tourisme d’Étretat(エトルタ観光局) |
住所 | Place Maréchal Foch, 76790 Étretat, France |
連絡先 | +33 (0)2 35 27 05 21 |
公式サイト | https://www.lehavre-etretat-tourisme.com/ |
ラベンダー畑(ヴァランソル高原 / Plateau de Valensole)

プロヴァンス地方に広がるヴァランソル高原は、南仏を代表するラベンダーの名所として知られており、6月下旬から7月中旬にかけて風に揺れるラベンダーの海が視界いっぱいに広がります。
古くからラベンダーは薬草や香料として栽培されてきた地域資源であり、フランス農村文化の象徴ともいえる存在です。
空から見れば、曲線を描く畑のラインやラベンダーのグラデーションが絵画のように広がり、見る者の心を奪うことでしょう。
撮影に適した時期・時間帯・気象条件
ベストシーズン | 6月下旬〜7月中旬(開花時期に限定) |
ベスト時間帯 | 午後〜夕方(斜光でラベンダーの色がより鮮やかに) |
天候条件 | 快晴または薄曇り 直射日光が強すぎない日が理想的 |

風があると花の波が出て動きのある映像に仕上がります
ドローン撮影の注意点
- ラベンダー畑は私有地が多く、所有者の許可なしでの飛行は禁止されている場合がある
- ハイシーズンは観光客や撮影者が多いため、人を避けた構図を工夫する
- ミツバチなどの昆虫が多く飛んでいるため、低空飛行時には機体に注意が必要
- 畑の中に無断で立ち入ることはマナー違反となるため、地元ルールに従う
アクセス方法
最寄り町 | ヴァランソル(Valensole) |
アクセス | マルセイユまたはアヴィニョンから車で約2時間 |
徒歩移動 | 車を畑周辺の駐車帯に停め、徒歩で5〜10分ほどで撮影可能な地点へ |
備考 | 時期によっては通行止めや交通規制があるため、地元観光局サイトで事前確認推奨 |
管理団体
名称 | Office de Tourisme de Valensole(ヴァランソル観光局) |
住所 | 8 Bd Frédéric Mistral, 04210 Valensole, France |
連絡先 | +33 (0)4 92 74 90 02 |
公式サイト | https://www.valensole.fr/tourisme/office-de-tourisme/ |
まとめ
フランスには、歴史的建造物から壮大な自然地形、季節限定の花畑まで、空から眺めることで新たな魅力を発見できるスポットが数多く存在します。
特にモン・サン=ミシェルやラベンダー畑などは、地上とは異なる視点で美しさを実感できるでしょう。
ただし、文化財や自然保護区域が多いため、飛行前の情報確認とマナーある行動が重要です。
地元のルールを尊重しながら、安全で感動的なドローン撮影を楽しんでください。
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