導入:ドローンで映像表現を変えたい。でも「資格」って必要なの?
空撮で作品の幅を広げたいけれど、不安が多すぎる
映像クリエイターとして、きっとあなたも一度は思ったことがあるはずです。「空から撮影できたら、作品がもっと魅力的になるのに」と。
SNSのタイムラインに流れてくる息をのむような空撮映像。広大な自然、都市の夜景、海岸線を滑るように飛ぶ鳥瞰映像。クライアントからも「最近、ドローン撮影ってできる?」という問い合わせが増えてきた。でも、いざ始めようとすると、頭の中は不安でいっぱいになりませんか?
「都内で練習できる場所なんてあるの?」「法律違反で捕まったらどうしよう」「そもそも、仕事で使うなら資格って必要なの?」
特に気になるのが「二等無人航空機操縦士」という国家資格の存在。ネットで調べても「取った方がいい」「なくても飛ばせる」と情報が錯綜していて、結局どうすればいいのか分からない。資格取得には時間もお金もかかるし、本当に必要なのか確信が持てないまま、ドローン導入を先送りにしている。そんな状況ではありませんか?
結論:クリエイターにとって「資格取得は強力な武器」だが、必須ではない理由
資格がなくても飛ばせるケースとそのリスク
まず最初にはっきりさせておきましょう。ドローンは、資格がなくても飛ばすことができます。ただし、いくつかの重要な条件があります。
100g以上のドローンは機体登録が義務付けられています。そして「特定飛行」と呼ばれる以下の飛行を行う場合は、国土交通省への許可・承認申請が必要です。
特定飛行に該当する飛行空域:
- 空港等周辺の空域
- 緊急用務空域
- 地表または水面から150m以上の高さの空域
- 人口集中地区(DID地区)の上空
特定飛行に該当する飛行方法:
- 夜間飛行
- 目視外飛行
- 第三者または物件との距離が30m未満の飛行
- 催し場所の上空での飛行
- 危険物の輸送
- 物件投下
つまり、資格がなくても「ドローン情報基盤システム2.0(DIPS 2.0)」から申請を行えば、これらの飛行は可能なのです。
しかし、ここで問題が。申請から許可が下りるまでには時間がかかり、急な案件には対応できません。さらに、法令の理解が不十分なまま飛行させると、知らず知らずのうちに違反してしまうリスクも。実際、「ちょっとだけなら大丈夫だろう」という軽い気持ちで飛ばしたドローンが、航空法違反で書類送検されるケースも発生しています。
資格を取ると何が変わるのか?クリエイター視点での3つのメリット
では、二等無人航空機操縦士の資格を取得すると、何が変わるのでしょうか?
1. クライアントからの信頼が劇的に向上する
「国家資格を持っている」という事実は、あなたが安全管理と法令遵守を真剣に考えているプロフェッショナルであることの証明になります。見積もりの際に「二等無人航空機操縦士を取得しています」と伝えるだけで、クライアントの表情が変わることを実感するでしょう。
2. 案件の幅と可能性が大きく広がる
資格があれば、特定飛行の申請手続きが大幅に簡略化されます。急な案件にも対応でき、公共案件や大規模イベントの撮影など、より責任の大きな仕事にも参加できるようになります。つまり、単価の高い案件へのアクセスが増えるということです。
3. 撮影現場での安心感がクリエイティブを加速させる
「法律違反していないか」という不安から解放されれば、純粋に映像表現に集中できます。安全に関する体系的な知識を身につけることで、より大胆で創造的な飛行計画も立てられるようになるのです。
国家資格「二等無人航空機操縦士」とは何か?

資格の正式名称と種類
2022年12月から始まった国家資格制度。正式名称は「一等無人航空機操縦士」と「二等無人航空機操縦士」です。
映像クリエイターのあなたが取得を検討すべきなのは「二等無人航空機操縦士」。一等は第三者上空での飛行(レベル4飛行)を想定した、より高度な資格です。商業撮影やクリエイティブワークには、二等で十分対応できます。
どんな飛行に必要で、どこで役立つのか?
二等資格があれば、先ほど挙げた「特定飛行」の申請が簡略化されます。具体的にどんな場面で役立つか、映像制作の現場に即して考えてみましょう。
例えば、東京都内での撮影。実は東京23区のほぼ全域が人口集中地区(DID地区)に該当します。つまり、都内でドローンを飛ばすだけで「特定飛行」になるのです。また、夕暮れから夜にかけての幻想的な映像を撮りたければ「夜間飛行」、FPV(First Person View)ゴーグルを使った臨場感ある映像を撮るなら「目視外飛行」の許可が必要になります。
資格を持っていれば、これらの飛行に必要な申請手続きが大幅に短縮され、より柔軟な撮影計画が立てられるようになります。
資格取得の基本的な流れと費用感
資格取得の流れはシンプルです。まず、国土交通省に登録された講習機関(登録講習機関)で学科と実地の講習を受けます。講習を修了すると、指定試験機関での実地試験が免除され、学科試験のみで資格を取得できます。
費用は登録講習機関によって異なりますが、一般的に数十万円程度の投資が必要です。決して安くはありませんが、新しい撮影機材を購入するのと同じように、あなたのキャリアへの投資と考えることができるでしょう。
「取らなくていい場合」の境界線とは?
あなたの撮影スタイルで資格が必要かどうかが決まる
ここまで資格取得のメリットを説明してきましたが、正直に言いましょう。すべてのクリエイターに資格が必要なわけではありません。
もしあなたが、人口集中地区外の公園や河川敷で、昼間に目視内でのみ飛行させるなら、資格なしでも問題ありません。100g未満の小型ドローンを使用している場合は、そもそも航空法の規制対象外です。
また、特定飛行が必要な場合でも、時間に余裕があり、案件ごとに丁寧に許可申請を出せる体制があるなら、資格がなくても運用は可能です。ただし、申請書類の作成には相応の知識と時間が必要になることは覚悟しておく必要があります。
「資格がなくてもOK」なクリエイターの具体例
例えば、地方を中心にYouTube用のコンテンツを制作しているクリエイター。撮影は主に昼間、広大な自然の中で行い、人や建物から十分な距離を保って飛行させている。このような撮影スタイルなら、資格なしでも十分に活動できます。
あるいは、100g未満のドローンで、旅行先の風景をさりげなく撮影する程度の使い方。高度な空撮映像は求めず、手軽に上空からの視点を作品に取り入れたいだけなら、資格取得は必須ではありません。
重要なのは、あなたが目指す映像表現と、それを実現するために必要な飛行方法を明確にすることです。
資格取得は「作品価値を上げる投資」になる

資格取得で広がる未来
それでも、もしあなたが本気で映像表現の幅を広げたいなら、資格取得は確実にキャリアを加速させる投資になります。
クライアントからの信頼が高まれば、案件の単価も自然と上がっていきます。「ドローン撮影もできます」から「国家資格を持ったドローンパイロットです」へ。この違いは、あなたが思っている以上に大きいのです。
また、公共案件や大手企業の広告案件では、コンプライアンスの観点から有資格者であることが条件になるケースも増えています。資格は、新しい扉を開く鍵になるのです。
何より、法令を正しく理解し、安全に飛行させる技術を身につけることで、撮影現場でのトラブルを未然に防げます。「大丈夫かな」という不安を抱えながらの撮影と、確信を持って飛ばせる撮影。どちらがより良い作品を生み出せるかは、言うまでもありません。
おしんドローンスクールなら、週末で資格取得を目指せる
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おしんドローンスクールが選ばれる「5つの理由」

メリット1:東京の大自然、伊豆大島を満喫
東京都大島町、通称「伊豆大島」。「おしんドローンスクール」は、日本初の離島に開校されたドローンスクールです。 ドローン国家資格をただ教えるだけでなく、“体験”として心に残すことにこだわっています。海・山・風ー ー 伊豆大島の大自然は、まさに “ドローンを飛ばしたくなる場所”。ただの学びではない、 「未来のスキル×最高の体験」をぜひ体感してください。
メリット2:安心価格➕各種割引制度
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おしんドローンスクール 東京校で是非一緒に国家資格を取得しましょう!
まとめ:「資格は必要か?」その答えは「あなたの未来への投資」かどうかで決めよう
ドローンの国家資格は、決して「なければ飛ばせない」ものではありません。しかし、プロの映像クリエイターとして、より高いステージを目指すなら、資格がもたらす信頼と可能性は計り知れません。
「作品のクオリティを上げたい」「新しい表現方法を身につけたい」「クライアントからの信頼を高めたい」。もしあなたがこう思っているなら、資格取得は未来への確かな投資になるでしょう。
伊豆大島の雄大な空があなたを待っています。ドローンを通じて、あなたの創造力を次のステージへ飛び立たせてみませんか。空から見る世界は、きっとあなたの映像表現を根本から変えてくれるはずです。