1. はじめに
近年、ドローンは教育分野でも注目されています。操作の楽しさだけでなく、子どもたちの思考力や創造力、協働力を育むツールとして幅広く活用されています。
特に小学生向けの体験型教育イベントでは、ドローンを使った学びは、子どもたちの「非認知能力 —自己肯定感、行動力、協働力、社会意識力—」を伸ばす効果が期待できます。「ダヴィンチマスターズ」は、まさにこのような体験型教育を提供するイベントです。(※ダヴィンチマスターズ | 非認知能力)
全国の小学生が参加し、遊びながら学ぶことを通じて、自分の考えを言葉にしたり、未来を想像したり、仲間と協力して課題に取り組む力を身につけます。
文部科学省後援の教育イベントとしても知られ、多くの学校や教育関係者から注目を集めています。
おしんドローンスクールは、ダヴィンチマスターズの出展者として、小学生向けにドローン講習を実施しました。
この講習では、安全なドローン操作を学ぶだけでなく、子どもたちが自分の考えを整理し、表現し、仲間と協力して創造力を発揮できる内容になっています。
この記事では、講習で行った学びのポイントや教育的な工夫を詳しく紹介します。
本記事では、
3つの学びのポイントである「①自分のことばで話す」「②みらいについて考える」「③ドローンを楽しむ」を中心に、
小学生向けドローン教育の魅力を紹介します!!!!
2. 自分のことばで考え、伝える
講習の最初のステップは、子どもたちが講師に向けてドローンに関する質問をすることでした。
小学生にとって、ドローンは身近で興味深い存在。講師が答えることで、学びと好奇心を同時に育てることができます。




子どもたちは初めは緊張していましたが、少しずつ自分の考えを言葉にするようになり、友だちや講師とアイデアを共有することで表現力やコミュニケーション力を伸ばすことができました。
またこのプロセスを通して、子どもたちは「自分の意見を持つこと」「考えを他者に伝えること」が学びの一部であることを自然に理解します。小学生向け教育において、こうした言語化の経験は非常に価値があります。

3. 未来について考える
講習の次のステップは、未来について考えることです。
ドローンは単なる操作体験ではなく、未来を想像し、社会や地域でどのように役立つかを考えるきっかけになります。
講習では、子どもたちに以下の課題を提示しました。

子どもたちは最初は漠然としたアイデアでしたが、講師のサポートを受けながら、
具体的な活用方法を考えるようになります。
例えば、

など、様々でした!!

実際に子どもたち自身の発想から社会貢献や地域の役立ち方を学ぶ機会になりました。
このプロセスを通じて、子どもたちは創造力や課題解決力を身につけるだけでなく、
未来を主体的に考える力も育ちます。
4. ドローン操作を楽しむ
講習の中心は、やはりドローン操作の楽しさです。子どもたちが安全に楽しめるよう、トイドローンを活用しています。

- ホバリング(※)や離着陸など基本操作の体験
- 操作に成功したときの達成感
初心者の小学生でも安心して操作できるよう、講師が丁寧に指導します
楽しさを通して、子どもたちは自然に集中力、観察力、判断力を養います。
また、友だちと一緒に操作することで、協力やコミュニケーションも学べます。
このように、楽しみながら学ぶことができる点は、ドローン教育の大きな魅力です。
※ホバリング:空中で停止している状態。
5. 教育的な学びのポイント
今回の講習を通じて、子どもたちは以下の力を身につけます。

小学生向けのドローン教育は、単に操作技術を学ぶだけでなく、
思考力・表現力・協働力を同時に育める教育プログラムです。
講習を通じて子どもたちは、「できた!」という達成感とともに、学ぶ楽しさを体感できます。
6. まとめ
おしんドローンスクールが実施したダヴィンチマスターズの小学生向けドローン講習は、
学びと楽しさを両立させた教育体験です。
- 自分のことばで考え、発表する力
- 未来を考え、アイデアを発表する力
- ドローンを楽しみながら学ぶ力
この3つのポイントを通じて、子どもたちは主体的に学び、成長できる体験を得られます。
今後もおしんドローンスクールでは、子どもたちが安全に学び、楽しみながら非認知能力を育める教育イベントを提供していきます。


