フィジーでのドローン飛行は許可が必要?規制とルールを徹底解説!【日本人旅行者向け】

フィジーのドローン規制のサムネ
おしんちゃん

フィジーのドローン規制はどのような感じなの?

とっくり

レクリエーション飛行でも、事前に登録と許可を取る必要があってルールはかなり厳しいよ

フィジーのドローン規制について
  • フィジーでは、レクリエーション目的の飛行でも、フィジー民間航空局(CAAF)への事前の登録と書面による承認が必須です。
  • 空港周辺(国際5km、国内3km)を含む広範囲の地域で飛行が禁止されており、高度は常に61メートル(200フィート)以下に制限されています。
  • 無許可飛行や重大な規則違反には、高額な罰金や機体の没収、懲役刑を含む厳しい罰則が適用されます。

※本記事は、2025年10月時点の情報を参考に作成しています。

フィジーのドローン規制について

 

フィジーでドローン飛行を行う際は、国が定めたルールを遵守しなければなりません。

規制を管轄する機関

フィジーのドローン規制を管轄し、飛行の許可(認可)を出しているのはフィジー民間航空局(CAAF)です。

CAAFの許可なくドローンを飛ばすと、法律違反となり罰則の対象になります。

 

名称Civil Aviation Authority of Fiji(CAAF) / フィジー民間航空局
住所Ottawa Road, Namaka, Fiji
電話番号+679 222 4222 / +679 892 3155
公式サイトURLhttps://www.caaf.org.fj/

適用法令

ドローンに関する具体的な規制は、フィジー航空航法規則によって定められています。

  • フィジー航空航法規則(Air Navigation Regulation 82):パイロットのいない航空機の運用に関する規定で、当局の許可を得ないドローンの運用を禁止しています。
  • フィジー航空航法規則(Air Navigation Regulation 第78条):ドローンなどの飛行の制限高度や空港周辺の飛行禁止区域を定めています。
  • Civil Aviation Act (Cap 174):フィジーの民間航空全体に関する基本的な法律です。
  • RPAS Standards Document:CAAFが定める無人航空機システム(RPAS)の運用基準です。

 

とっくり

上記の規制は、「ドローンの運用が、他の航空機や、地上にいる人・モノに危険を及ぼしてはならない」との考え方に基づいています

フィジーのドローン登録とオペレーター登録について

ドローン飛行を楽しむ男性の画像

 

フィジーで、レクリエーション目的でドローンを飛ばしたい場合は、ドローンの登録(OP-137の提出)のみで飛行可能です。

ドローン登録の概要

フィジーでは、個人的な趣味の空撮であっても、必ずCAAFへの登録(実質的な許可申請)が必要です。

 

対象レクリエーション目的でドローンを運用する者
申請フォームOP-137
対象年齢ドローン所有者が18歳未満である場合、親または法定後見人の署名が必要
必要書類パスポート番号(またはフィジー居住者のFNPF番号)
ドローンのメーカー名
ドローンのモデル名
ドローンのシリアルナンバー
現地での使用予定場所
現地での使用目的
CAAF安全ガイドラインの順守誓約
費用無料
有効期限申請時に申告したフィジーでの滞在期間や飛行予定期間
ライセンス不要
保険義務ではないが推奨

ドローン登録の流れ

日本人旅行者がフィジーでレクリエーション飛行の許可を得るまでの手順はシンプルですが、渡航前の準備が非常に大切です。

  • フォームのダウンロード: CAAFのWebサイトからフォームOP-137をダウンロードします。
  •                                    ↓

  • 必要事項の記入:上記の書類情報を入力します。
  •                                    ↓

  • 申請書の送付: 記入済みのフォームOP-137を、drones@caaf.org.fj宛にメールで送付します。
  •                                    ↓

  • 承認の受領:CAAFから書面による承認を受け取ります。承認書は、現地での飛行許可証として機能するため、必ず印刷またはデータで保管しておきましょう。

 

とっくり

税関でトラブルになる可能性が高いため、ドローン登録はフィジーに到着する前に完了させておくと安心です

オペレーター登録の概要

オペレーター登録は、レクリエーション目的の場合は基本的に必要ありませんが、夜間飛行や目視外飛行など、特別な条件でドローンを飛ばしたい場合は手続きが必要です。

 

対象商業目的の運用者、
または特別な飛行をしたい者
日本人旅行者のレクリエーション飛行は基本的に対象外です。
申請フォームOP-138商業飛行や夜間飛行といった例外的な飛行を申請する際に使用します。
費用212.50 FJD(フィジードル)から娯楽登録(OP-137)とは異なり、費用がかかります。
パイロット資格必須ドローンの重量に応じてリモートパイロットライセンスなどが必要です。
※212.50 FJD=約1万4千円(2025年10月時点)
とっくり

オペレーター登録は非常に厳格な審査、高額な保険、専門資格が必要となるため、夜間飛行をしたい場合でもハードルは非常に高いです

フィジーにおけるドローン保険加入の有無

ドローンの画像

 

フィジーでは、レクリエーション飛行での保険加入に法的な義務はありませんが、ドローンの操作ミスや故障で他人の物に損害を与えてしまった場合、高額な賠償金を請求されるリスクがあります。

海外旅行保険ではドローン事故がカバーされない場合が多いため、海外での飛行に対応したドローン専用の保険に加入しておくと安心です。

 

とっくり

商業目的の場合は、ドローンが人や物に損害を与えた場合に備え、保険による補償が法律で義務付けられています

海外でも使える日本のドローン保険会社の一例

海外でドローンを飛ばすリスクに備えて、日本の保険会社による海外での使用に対応している保険サービスの一例を紹介します。

 

企業名最大補償金額(対人・対物賠償)特徴
東京海上日動1億円〜10億円(プランによる)「超保険(個人賠償責任特約)」などで、ドローン使用中の事故(業務外)による賠償責任をカバーできる場合があります。
三井住友海上1億円〜5億円(プランによる)「GKケガの保険(個人賠償責任特約)」などで、海外でのドローン事故による対人・対物賠償をカバーできる場合があります。
AIG損保1億円〜無制限(プランによる)「海外旅行保険」の特約や、ドローンに特化した賠償責任保険で、海外での飛行をカバーするプランを提供していることがあります。
とっくり

フィジーでの飛行における補償範囲や金額の最新情報は、各保険会社の規約で確認してください

フィジーのレクリエーション飛行におけるドローンカテゴリーの概要

ドローン操縦時の手元の画像

 

フィジーのドローン規制では、ドローンの重量によって分類されるカテゴリー(Very Small, Medium, Largeなど)が設けられています。

日本人旅行者が行うレクリエーション飛行においては、商業飛行のような厳密なカテゴリー分類はされません。

 

分類重量(目安)CAAFへの手続きライセンス・資格
軽量ドローン250g未満OP-137による登録が推奨不要
一般レクレーション機250g以上OP-137による登録が必須不要
商業利用に該当する機すべての重量OP-138による商業認可必須必要(重量による)

フィジーでは、軽量ドローン(250g未満)であっても登録(OP-137)が必要であるとされています。

また、 趣味の空撮であっても、撮影した動画や写真をSNSで公開し、利益を得る可能性があると判断されると商業利用と見なされ、OP-138の認可とライセンスが必要になる可能性があります。

 

とっくり

個人的な旅行の思い出の撮影に留めるようにしましょう

ライセンスと試験の概要

商業飛行のライセンスは、CAAFが認めた国際的な機関が発行する資格が必要です。

レクリエーション飛行の許可申請と異なり、費用や訓練時間、試験が求められます。

 

項目2kg未満(ベーシック)2kg超(RePL)
必要な資格ベーシックドローンコース認定リモートパイロットライセンス(RePL)
費用承認手続き手数料が212.50 FJDから。
別途、訓練機関の費用が必要。
訓練機関の費用や試験費用が別途必要。
高額になる傾向があります。
有効期限資格による資格による
試験内容知識テスト、基本的な実技能力知識テスト、高度な実技試験、飛行計画立案能力など
※212.50FJD=約1万4千円(2025年10月時点)

商業目的でドローンを飛ばす際は、ライセンス取得だけでなく、厳しい認可申請第三者保険の加入など、非常に多くの手続きが必須となります。

 

とっくり

商業利用に抵触する撮影は控えた方が賢明です

フィジーのレクリエーション飛行における飛行ルール

ドローン操縦を楽しむ男性の画像

 

CAAFが定めているドローンの飛行ルールは、商業目的であってもレクリエーション目的であっても共通しており、非常に厳格です。

ルールを破ることは法律違反となり、罰則の対象となります。

 

高度制限地表から200フィート(約61メートル)以下で飛行
目視内飛行常に自分の目で見える範囲内で操縦
飛行時間日中(日出から日没まで)のみ飛行
周囲の監視飛行中は、ドローンとその周囲を常に監視し続ける
リゾートの許可リゾートやホテル敷地内では管理者の事前の許可を得る

飛行禁止区域(DON’Ts)

CAAFからの特別な許可がない限り、以下の場所の近くや上空での飛行は完全に禁止されています。

 

区域の種類禁止範囲具体的な場所の例
国際空港飛行場基準点から5 km以内ナディ国際空港など。ドローンマップで確認が必要です。
国内空港飛行場基準点から3 km以内スバのナウソリ国際空港など。ドローンマップで確認が必要です。
敏感な制限区域上空での飛行は禁止政府機関、刑務所、病院、警察署、軍事施設、議会議事堂など。
公共の場所上空での飛行は禁止人が密集している公共のエリア走行中の車両の上空。
その他許可なく飛行禁止滑走路やヘリコプター着陸地点、管制空域。

ドローンマップについて

Drone Safety in Fiji

フィジーでは、CAAFの規制空域を具体的に示すためのドローンマップが存在しており、主要空港の周辺に設定されている広範囲の飛行禁止区域が視覚的に確認できます。

飛行計画を立てる際には、ドローンマップで規制空域を事前に確認し、禁止区域内に立ち入らない場所を選ぶようにしましょう。

フィジーのドローン規制に違反した際の罰則

ドローン規制に違反した際の画像

 

フィジーのドローン規制は厳しく、ルールに違反した場合は刑法に基づき起訴される可能性があります。

 

違反例罰則例
無許可でのドローン持ち込み機体の税関での没収
無許可でのドローン運用罰金(500 FJD以上)および機体の没収
重大な規則違反高額な罰金(10,000 FJD以上)
極めて悪質な違反最長6ヶ月の懲役、または罰金、あるいはその両方
※500FJD=約3万4千円、10,000FJD=約68万円(2025年10月時点)

CAAFは、国民や観光客に対しドローン規制の啓発活動を行っており、「法の無知は言い訳にならない」として、違反や法令違反は厳しく追求されることが警告されています。

 

とっくり

ドローンを飛ばす際は、必ずルールを守りましょう

日本人がフィジーでドローン飛行を行う条件と注意点

日本人が外国でドローンを飛ばす際の注意点の画像

 

フィジーのドローン規制は、国籍に関係なくすべてのドローンオペレーターに適用されるため、日本人旅行者もフィジー国民と同じ厳しいルールと手続きに従う必要があります。

ここでは、日本人旅行者が行うべき手続きと旅行中に注意すべき点について解説します。

ドローン飛行に必要な書類

フィジーでレクリエーション飛行を合法的に行うための、必要となる書類と情報は以下の通りです。

下記の書類が揃わない場合、飛行許可が下りなかったり現地でドローンが没収されたりするリスクがあります。

 

種類内容備考
飛行許可申請書OP-137フォームCAAFに提出するレクリエーション飛行の登録および許可申請書。
CAAFからの承認書OP-137承認メール(書面)CAAFから送られてくる「許可が下りた」ことを示すメールまたは書面。
現地での飛行許可証となる。
パスポート情報氏名、パスポート番号などOP-137フォームに記入が必要です。
ドローン情報機種名、シリアルナンバーなど
現地滞在情報滞在先のホテル名、滞在期間など
とっくり

フィジーへ行く前に準備を終え、CAAFからの承認を得た状態で旅行に持参してください

ドローン飛行を始めるまでの流れ

フィジー到着後にトラブルを避けるために、ドローン飛行を始めるまでの手順を旅行前と旅行中に分けて整理しましょう。

  • 【旅行前】CAAFに飛行許可を申請する
    -CAAFのWebサイトからOP-137フォームをダウンロードし、必要事項を記入します。
    -記入したフォームをCAAFのドローン担当部署へメールで送信し、書面による承認(許可)を受け取ります。
    -承認メールや書類は、必ず印刷またはデータで保管しておきます。
  •                        ↓

  • 【旅行前】飛行場所をチェックする
    -CAAFが提供するドローンマップなどで、飛行予定地が空港周辺(国際5km/国内3km)の禁止区域に入っていないか確認します。
    -宿泊予定のリゾートの管理者に、敷地内でのドローン飛行が可能か、事前に問い合わせて許可をもらいます。
  •                        ↓

  • 【旅行中/現地到着時】ドローンを持ち込む
    -入国審査や税関でドローンについて尋ねられた場合、CAAFの承認書(OP-137の承認メール)をすぐに提示できるように準備しておきます。
  •                        ↓

  • 【飛行時】ルールを厳守する
    -飛行させる際は、高度200フィート(約61m)以下を守り、目視内飛行を徹底します。
    -人や車両の上空を飛行させたり、密集地で飛ばしたりする行為は絶対に避けてください。

日本からフィジーへドローンを持ち込む際の注意点

ドローンを日本からフィジーへ運ぶ際、特に気をつけなければならないのが「リチウムイオンバッテリー」の持ち運びに関する航空会社のルールです。

 

項目注意事項詳細
バッテリーの運搬手荷物(機内持ち込み)にするドローン本体は預け入れ荷物でも可能ですが、
リチウムイオンバッテリーは必ず手荷物にしなければなりません。
バッテリーの保護ショート防止策を施すバッテリーの端子部分を絶縁テープで覆うか、
1つずつ専用の耐火ケース(LiPoバッグ)に入れます。
ワット時定格量(Wh)航空会社の制限を確認する予備バッテリーは100Wh以下、または100Wh超160Wh以下の制限内で、
持ち込める個数が制限されています。。
税関での申告承認書を提示できるようにするフィジーの税関でドローンを隠さず申告し、
CAAFから取得したOP-137の承認書を提示できるようにしておきましょう。
とっくり

フィジーへ向かう航空会社の規定と、一般的な国際線のルールを必ず守りましょう


緊急時の連絡先:在フィジー日本国大使館

フィジー滞在中に、事件・事故、病気、あるいはドローンの法規制に関する深刻な問題に直面した際は、大使館に連絡して必要な助言や支援を求めてください。

 

住所G.P.O.Box 13045, Level 2, BSP Life Centre, Thomson Street, Suva, Fiji
電話番号(+679)3304633(代表)
公式サイトhttps://www.fj.emb-japan.go.jp/JapaneseVersion/aboutus_j.html
開館時間月曜~金曜 8:30~13:00、14:00~16:30
領事窓口時間月曜~金曜 9:00~13:00、14:00~16:00

※開館時間外は、緊急の場合に限り自動音声案内に従って連絡してください。

まとめ

                         https://www.youtube.com/watch?v=TB6n7I52gzc&t=1s

フィジーでドローンを飛ばすためには、レクリエーション飛行であっても、CAAF(フィジー民間航空局)への事前の登録(OP-137)と承認は必須です。

また、空港周辺(国際5km/国内3km)の禁止区域リゾートの無許可飛行は、高額な罰金や機体没収といった重大な罰則につながります。

日本でドローンを安全に飛ばす知識だけでなく「事前の申請」「飛行ルールの厳守」「保険への加入」を徹底し、フィジーの美しい自然を守りながら、安全で楽しい空撮を実現しましょう。


▼参考URL

フィジー民間航空局(CAAF)公式サイト
CAAF RPAS Frequently Asked Questions
CAAF 商業運用(RPAS Commercial Ops)認定ガイドライン
CAAF ドローンの娯楽的使用について
フィジー航空航法規則(Air Navigation Regulation)関連情報


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