コロンビアでドローンを飛ばすには?登録手続きと最新ルールまとめ

コロンビアのドローン規制の画像

  

おしんちゃん

コロンビアのドローン規制はどんな感じなんだろう?

とっくり

飛行ルールから手続きまで詳しく解説するよ!

コロンビアのドローン規制
  • 観光目的の外国人でも、ルールを守ればコロンビアでドローンを飛ばすことが可能です。
  • ドローンの重量や用途に応じて、操縦者および機体の登録が求められる場合があります。
  • 飛行禁止エリアや空港周辺の制限区域は、公式地図「Visor Geográfico UAS」で事前に確認できます。

※この記事は、2025年6月時点の情報を参考にしています。

コロンビアのドローン規制を管轄している機関

ボゴタの教会の画像

コロンビアでドローンの運用を監督しているのは、民間航空局(Aerocivil/Unidad Administrativa Especial de Aeronáutica Civil)です。

この機関は、航空安全をはじめとする空域の管理全般を担っており、無人航空機(UAS)の使用に関する規則も制定しています。

  • ドローン操縦者や機体の登録管理
  • UAS関連ガイドライン(MAUT-5.0-22-010など)の発行
  • 公共・商用・レクリエーション飛行の区別と指針提示
  • 国民・外国人を問わず手続き案内や苦情受付の窓口運営

AEROCIVILの概要

住所Av. Eldorado 103-15 EDIFICIO CENTRAL AEROCIVIL Bogotá D.C. Colombia
電話番号01 8000 112373
メールアドレスatencionalciudadano@aerocivil.gov.co
受付時間月曜~金曜 / 8:00am~4:30pm

コロンビアのオペレーター登録とドローン登録について

オペレーターがドローン飛行を行っている画像

オペレーター登録

コロンビアでドローンを合法的に操縦するには、操縦者(オペレーター)の登録が義務づけられています。

登録は民間航空局が運営する F-DRONEプラットフォーム を通じてオンラインで行われ、商用・研究・行政目的の運用者が対象です(※レクリエーション目的のみに使う場合は登録義務は明記されていませんが、推奨されています)。

項目内容
登録先Aerocivil(F-DRONE)
対象者商業・専門・公的目的で運用する者
必要書類身分証明書、訓練履歴(該当者のみ)、機体情報など
登録費用現時点での正確な金額は明記なし(無料の可能性あり)
方法F-DRONEにアクセスし、個人アカウントを作成・提出

オペレーター登録は、オンライン申請のみで完結し、登録後に行う飛行許可や更新申請も同プラットフォーム上で可能です。

また、状況によって理論試験や訓練証明の提出を求められることもあります。

ドローン登録

機体そのものも、運用前に国家航空機登録(Registro Nacional de Aeronaves)への登録が必要とされています。

この手続きも原則オンラインで行われ、同じくF-DRONEプラットフォームを通じて申請します。

項目内容
登録対象商業利用・公的利用・1機以上の保有者が中心(明確な基準は流動的)
必須情報製造番号、メーカー、重量、用途、飛行計画など
登録費用無料または軽微な手数料(要確認)
注意点提出情報に誤りがあると法的責任が問われる可能性あり

ドローン登録は、スペイン語での申請が求められるため、翻訳支援があると安心です。

未登録でのドローン飛行は重大な違反として扱われる可能性があるため注意が必要にあります。

コロンビアではドローン保険の加入は義務?

ドローンが飛んでいる画像

コロンビアでは、ドローンの第三者賠償責任保険の加入が義務ではなく強く推奨されている状況です。

商用目的や人口密集地域での飛行を行う場合、事故による損害補償リスクを考慮し、Aerocivil(民間航空局)も保険加入を明確に勧めています

項目内容
加入義務明確な義務規定なし(ただし一部飛行申請で求められることあり)
対象主に第三者損害、財産損害、人的被害など
推奨対象商用飛行者、公的機関、空撮・点検業務など
備考申請書類やF-DRONE内で保険情報の記載欄あり

ここで注意したい点は、事故発生時に保険未加入だと操縦者に全責任が生じる可能性があることです。

そのため、加入は法的義務ではないものの、必須に近い扱いといえるでしょう。

特に外国人操縦者や商業オペレーターにとっては、保険加入が飛行許可取得の条件になることもあるため注意が必要です。

コロンビアにおけるドローン飛行カテゴリーの概要

コロンビアの美しい景色の画像

コロンビアでは、使用目的や機体重量、飛行場所によって制限や条件が異なるカテゴリー的な構造が存在しています。

区分(便宜上の分類)想定用途主な条件ライセンス要件飛行制限
レクリエーション目的空撮、趣味の飛行など25kg未満、目視内、人口密集地不可原則不要
(ただしF-DRONE登録は必要)
高度・エリア制限あり
商用・業務目的建設点検、農業、防災など通知・許可手続きが必要
(特に空域や内容による)
オペレーター登録義務あり夜間・人口密集地では
特別許可必要
公共・治安目的警察・軍・消防・救助など国家機関による運用独自の手続きに基づく特例が適用されることあり
  • AerocivilではUAS運用者の登録(F-DRONE)と飛行申請が中心的な規制枠組みとなっています。
  • 重量別の規制はあるものの、細かいリスクベース分類(EU型)はありません

レクリエーション目的でドローンを飛ばすにはライセンスが必要?

コロンビアでは、趣味・娯楽(レクリエーション)目的でドローンを飛行させる場合、原則として国家ライセンス(操縦資格)は不要です。

ただし、以下の条件や登録義務には注意が必要です

項目内容
操縦ライセンス原則不要(試験・証明は不要)
F-DRONE登録(運用者登録)必須(Aerocivilサイトでオンライン申請)
ドローン本体の登録25kg以上または業務利用で義務(レクリエーションでは基本不要)
飛行条件の遵守目視内(VLOS)飛行・空港周辺・人口密集地・夜間は禁止
第三者保険義務ではないが強く推奨されている

レクリエーション目的の飛行でもF-DRONEへの登録は必須です。

ライセンスや試験は不要ですが、飛行ルールを守る義務があり、公共空域やイベント上空では追加通知が必要な場合もあるため、事前の確認と登録を徹底しましょう。

コロンビアにおけるレクリエーション目的のドローン飛行ルール(2024年時点)

コロンビアのドローン飛行ルールの画像

上記のルールはAerocivil(民間航空局)の公式サイトおよびF-DRONEシステムに明記されており、違反が確認された場合は行政処分や罰金、さらには刑事責任が問われることもあります。

外国人でもコロンビアでドローンを飛ばせるのか?

外国人でもドローンを飛ばせるのかを案内する画像

コロンビアでは、外国人によるドローン飛行も可能です。

ただし、レクリエーション目的であっても、コロンビア国民と同じ条件や手続きが必要となります。

項目内容
F-DRONEシステムへの登録外国籍の操縦者であっても、F-DRONEにオペレーター登録を行う
機体情報の登録使用するドローンについてもシリアル番号や機体重量などを記入する
保険加入(推奨)義務ではないものの、万が一の損害補償のため保険加入は強く推奨されている
飛行ルールの遵守外国人にもすべての飛行制限・安全基準が適用され、違反時には罰金や機材没収の可能性もある
スペイン語または英語による手続き登録や問い合わせの多くはスペイン語だが、一部英語対応もあり

外国からドローンを持ち込む際は、税関での申告が求められる場合があります。

また、F-DRONEへのオンライン登録は、渡航前に済ませておくとスムーズです。

日本からコロンビアにドローンを持ち込む際の注意点

多くのドローンはリチウム電池が使用されています。

リチウム電池の持ち込みに関しては、国際民間航空機関(ICAO)およびIATA(国際航空運送協会)のガイドラインに基づいて制限があるため、ルールを遵守しなければなりません。

ワット時定格量(Wh)機内持ち込み手荷物預け入れ備考
100Wh 以下〇(許可)✕(不可)一般的なドローン用バッテリーが該当。
2個以上の場合は航空会社に確認を。
100~160Wh〇(航空会社の許可が必要)✕(不可)最大2個まで持ち込み可能。
予備バッテリーとしての持ち込み時は絶縁処理必須。
160Wh 超✕(不可)✕(不可)一般旅客は持ち込み・預け入れともに禁止。
IATAより抜粋

補足ポイント

  • ドローン用のバッテリー(特に空撮用の大型機)では100Wh超のケースがあるため、Wh数の確認は必須です。
  • Wh(ワット時)は以下の式で計算可能:
    Wh = 電圧(V) × 容量(Ah)
    例:11.1V × 4.4Ah = 48.84Wh(持ち込み可能)
  • 予備バッテリーは個別に絶縁処理(ジップ袋、端子カバーなど)を行い、短絡を防ぐ必要があります。
  • ドローン本体に装着済みの電池も1個とカウントされるため、予備は2個までが基本となります。

航空会社によっては、IATA基準に加えて独自の制限を設けている場合もあります。

渡航前には、利用予定の航空会社の公式サイトや問い合わせ窓口にて、最新の情報を確認しておきましょう。

コロンビアのドローン規制に違反した場合の罰則

違反した際のイメージ画像

コロンビアでは、民間航空局(Aerocivil)および航空法(RAC規定)に基づき、ドローンの運用に関する明確なルールが定められています。

ドローン規制に違反した場合、違反の内容や重大性に応じて、以下のような処分・罰則が科される可能性があります。

違反内容想定される罰則
ZNVD(飛行禁止区域)での無許可飛行罰金・機体没収・操縦資格の停止
空港・航空路近辺での違反飛行数百万ペソ相当の高額罰金・刑事責任
第三者のプライバシーを侵害した場合民事訴訟・損害賠償の可能性
ドローン未登録での飛行警告または罰金・ドローンの押収など
オペレーター登録なしの商業運用営業停止命令・罰金・業務資格停止
保険未加入での事故発生補償義務・民事訴訟・追加の行政処分

罰則の運用ポイント

  • 違反の多くは行政処分(Aerocivil)によって執行され、状況によっては刑事事件扱いとなることもあります。
  • 再犯や悪質なケースでは、ドローンの永久押収や操縦者のブラックリスト登録といった厳罰化の可能性もあり。
  • 外国人観光客や一時滞在者であっても、国内法の適用対象となるため注意が必要です。

飛行前には、Visor Geográfico UAS(公式の飛行可否マップ)でエリアの確認を行いましょう。

また、少しでも不明点がある場合は、Aerocivilに事前に問い合わせることが推奨されます。

まとめ

コロンビアのカラフルな市街の画像

コロンビアでは、Aerocivilによる明確なドローン規制が存在し、登録・飛行ルール・保険加入・罰則など多岐にわたる要件が定められています。

特に観光目的やレクリエーション飛行でも、規則を守らなければ厳しい処分を受ける可能性があるため、事前の確認と準備が不可欠です。

安全かつスムーズに海外でのドローン撮影を楽しむためにも、日本国内での正しい知識と操縦技術の習得が鍵となります。

コロンビアを含む海外での飛行を視野に入れている方は、ぜひ当スクールでの受講をご検討ください。

▼参考URL
AERONÁUTICA CIVIL DE COLOMBIA
Global Drone Regulations Database
UAV COACH
DRONE LAWS
L2b AVIATION

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