
マルタはどんなドローン撮影スポットがあるの?

地中海に面しているから海と島とのコントラストが狙えるね
- マルタでは、断崖絶壁や透明度の高いラグーン、歴史的要塞都市やカラフルな漁船、映画セット村など多彩な映像が撮影できます。
- 春から初夏(4〜6月)と秋(9〜10月)は天候が安定し観光客も比較的少ないです。
- 市街地や観光地の一部は飛行制限エリアに含まれるため、事前に最新情報を確認するのが安全です。
※本記事は、2025年9月時点の情報を参考に作成しています。
▼マルタ共和国のドローン規制は以下の記事で解説しています。
ブルーグロット(Blue Grotto)

ブルーグロットはマルタ島南部に位置する自然の海食洞で、古代から漁師たちにとって重要な漁場であり、洞窟の青い光は航海者にとって神秘的な存在でした。
太陽の角度によって海面がエメラルドブルーやターコイズに輝く姿は、マルタを象徴する自然美の一つといえるでしょう。
ドローンで捉えると、洞窟の巨大なアーチと地中海の深い青さが織りなす壮観な景色を、他では得られないスケールで表現できるでしょう。
ドローン撮影のおすすめ条件
季節 | 春から夏にかけて光の入り方が安定し、鮮やかな海色が際立つ |
時間帯 | 午前中は太陽光が洞窟内に差し込み、海が青く発光するように輝く |
天候 | 晴天時はコントラストが鮮明で、曇り空でも柔らかな陰影が出る |
風 | 海風が強い日は不安定になるため、事前に風速を確認して飛行する |

長い年月をかけて生まれた石灰岩の断崖は、圧巻の一言です
ドローン撮影時の注意点
- 洞窟周辺は観光船が多く出入りするため、航行の妨げにならない高度を保つ
- 海面反射で機体センサーが誤作動を起こさないように、マニュアル操作を意識する
- 崖沿いは突風が起こりやすいため、バッテリーに余裕を持ち、短時間での撮影を心がける
- 夏季は観光客が集中するため、周囲への配慮を徹底する
アクセス
最寄り都市 | バレッタから車で約25分 |
公共交通 | バレッタ発のバス74番で「Żurrieq」下車後、徒歩またはタクシー |
車でのアクセス | マルタ国際空港から約20分、南部の主要道路を経由 |
駐車場 | 洞窟周辺に観光客用の駐車場あり |
管理団体・問い合わせ先
管理団体 | Malta Tourism Authority(マルタ観光局) |
住所 | Suites 301-306, Building SCM 01, SmartCity Malta, Ricasoli SCM 1001, Kalkara, MALTA |
連絡先 | +356 2291 5000 / info@visitmalta.com |
公式サイト | https://www.mta.com.mt/en/home |
ポパイ村(Popeye Village/Anchor Bay)

ポパイ村は、1980年に公開された映画『ポパイ』の撮影セットとして建設され、テーマパークとして観光地化された独特の村です。
木造の家々が色とりどりに並び、海沿いの崖に張り付くように存在する姿は、まるで絵本の中の景色を実際に歩いているような感覚を与えてくれます。
ドローンを飛ばせば、カラフルな木造家屋と透き通るエメラルドブルーの海を一望でき、映画の舞台を空から俯瞰するような映像が撮れるかもしれません。
ドローン撮影のおすすめ条件
季節 | 夏は陽光で建物の色彩が鮮やかに映え、冬は落ち着いた雰囲気が漂う |
時間帯 | 午後から夕方にかけて、西日が家屋を黄金色に照らす瞬間が美しい |
天候 | 晴天ならば彩度が際立ち、曇天時はレトロでシネマチックな映像が撮れる |
風 | 入江に囲まれているため比較的穏やかだが、突発的な海風には注意 |

斜面に沿って建ち並ぶ家並みを上空から斜めに切り取ると、まるで模型の村を空撮しているようなユニークな構図を作り出せるでしょう
ドローン撮影時の注意点
- 観光客が多いエリアのため、常に人の上を避けた安全飛行が必要
- 建物が密集しているため、低空での飛行は衝突のリスクが高い
- 海上アクティビティが盛んな時期は船やカヌーとの接触を避ける
- 木造建築物は保護対象となっているため、接近しすぎない
アクセス
最寄り都市 | メッリーハから車で約10分 |
公共交通 | メッリーハからAnchor Bay行きバスを利用 |
車でのアクセス | バレッタから北西へ約50分 |
駐車場 | 観光施設専用の駐車場あり |
管理団体・問い合わせ先
管理団体 | Popeye Village Malta |
住所 | Anchor Bay, Triq Tal-Prajjet, Il-Mellieħa, Malta |
連絡先 | +356 2152 4782 / info@popeyemalta.com |
公式サイト | https://popeyemalta.com/index.html |
モスタ・ドーム(Mosta Dome/聖マリア被昇天教会)

モスタ・ドームは、マルタ島の中心部に位置する巨大なロトンダ様式の教会で、世界でも有数の大きさを持つ無柱ドームを持つことで知られています。
19世紀に建設されたモスタ・ドームは、1942年の第二次世界大戦中に爆撃を受けながらも奇跡的に爆弾が爆発しなかったことで「奇跡の教会」とも呼ばれています。
ドローンで円形に広がる巨大なドームを真上から映すことで、スケール感や周囲の都市景観とのコントラストを強調した映像が撮影できるはずです。
ドローン撮影のおすすめ条件
季節 | 春は祭礼と町並みが華やぎ、夏は強い日差しで建物の陰影が際立つ |
時間帯 | 午後から夕方にかけて西日がドームを黄金色に染める |
天候 | 快晴なら石造りの建築美がくっきり映え、曇りの日は荘厳な雰囲気を演出 |
風 | 内陸部のため海風は少ないが、上空は風が流れやすいので注意 |

荘厳な外観と内部の美しい装飾は、マルタの信仰心と歴史を象徴する建築遺産といえるでしょう
ドローン撮影時の注意点
- 宗教施設のため、ミサや行事の時間帯は撮影を避ける
- 観光客が多い場所なので、人混みを避けて安全な高度で撮影する
- 市街地中心部のため、飛行許可が必要になる場合がある
- 強い日差しでホワイトバランスが乱れやすいため、設定を調整する
アクセス
最寄り都市 | モスタ中心部 |
公共交通 | バレッタからバスで約40分 |
車でのアクセス | バレッタから西へ約30分 |
駐車場 | 教会周辺に公共駐車場あり |
管理団体・問い合わせ先
管理団体 | Mosta Parish Church |
住所 | 15, Triq il-Kbira, Mosta MST 2015, Malta |
連絡先 | (+356) 21 433 826 / office@mostachurch.com |
公式サイト | https://mostachurch.com/ |
ヴァレッタ旧市街・要塞部

ヴァレッタはマルタの首都で、16世紀に聖ヨハネ騎士団によって築かれた要塞都市です。
街全体が世界遺産に登録されており、幾何学的に整えられた街路、堅固な城壁、港を守る砦などが中世の戦略都市の姿を今に伝えています。
ドローンを使えば、城壁に囲まれた旧市街の全貌を俯瞰でき、グランドハーバーを背景に都市の要塞美を一望する映像を撮影してみても良いでしょう。
ドローン撮影のおすすめ条件
季節 | 春や秋は観光客が比較的少なく、街並みを落ち着いて撮影可能 |
時間帯 | 夕暮れ時、城壁や石造りの建物が黄金色に染まる瞬間が最適 |
天候 | 晴天なら街並みが鮮明に映え、曇天では重厚感が増す |
風 | 港周辺は海風が入り込むため、風速に注意が必要 |

地中海貿易の要衝として栄え、宗教と軍事の歴史が折り重なった町並みは観光客を惹きつけてやみません
ドローン撮影時の注意点
- 旧市街中心部は飛行制限エリアに指定されることが多いため、事前に規制情報を確認する
- 観光客や歩行者が多いため、人の上を避ける高度を維持する
- 城壁周辺は電波干渉が起きやすいため、常に目視を確保して操作する
- 夜間のライトアップを狙う場合は、追加のバッテリーを準備する
アクセス
最寄り都市 | ヴァレッタ市内 |
公共交通 | バレッタ・バスターミナルから旧市街へ徒歩圏内 |
車でのアクセス | 島内各地から主要道路でアクセス可能、所要約20〜40分 |
駐車場 | 市街地周辺に有料駐車場あり |
管理団体・問い合わせ先
管理団体 | Heritage Malta |
住所 | 35, Heritage Malta Head Office (Ex Royal Naval Hospital) Dawret Fra Giovanni Bichi, Il-Kalkara, KKR 1280, Malta |
電話番号 | (+356)22 954 300 / info@heritagemalta.mt |
公式サイト | https://heritagemalta.mt/ |
マルサシュロック漁港(Marsaxlokk)

マルサシュロックはマルタ島南東部に位置する伝統的な漁村で、カラフルな「ルッツ(Luzzu)」と呼ばれる木造漁船が並ぶ港町として知られています。
古代フェニキア人の時代から港湾として利用され、中世以降も漁業と貿易の拠点として栄えてきました。
ドローン撮影では、色とりどりの船が水面に規則的に並ぶ様子や青い海と町の活気ある市場の光景を一枚に収めることができ、生活文化と自然の調和を空から記録してみる価値があります。
ドローン撮影のおすすめ条件
季節 | 夏は港が賑わい、冬は静かな雰囲気を撮影可能 |
時間帯 | 朝は漁船が港に戻るシーン、夕方は海面が黄金色に染まる瞬間が美しい |
天候 | 晴天時は船の色彩が際立ち、曇天ではノスタルジックな雰囲気を演出 |
風 | 海に面しているため突風が起こることがあり、安定操作が重要 |

現在も毎朝漁師が新鮮な魚介を水揚げし、日曜のフィッシュマーケットは観光名物となっています
ドローン撮影時の注意点
- 港は漁業活動が行われているため、漁師や船舶の動きを妨げない高度を選ぶ
- 観光客が多いマーケット周辺では、人の上を避ける飛行が必須
- 海面に反射する光でセンサーが誤作動する可能性があるため、マニュアル調整を意識する
- 市街地に隣接しているため、規制エリアに近づかないよう事前確認を徹底する
アクセス
最寄り都市 | バレッタから車で約25分 |
公共交通 | バレッタからバス81番・85番で約40分 |
車でのアクセス | 南部海岸沿いの道路を利用し、港へ直接アクセス可能 |
駐車場 | 漁港周辺に公共駐車場あり |
管理団体・問い合わせ先
管理団体 | Marsaxlokk Local Council |
住所 | 2, Vittorjo Cassar Street, Marsaxlokk MXK 1051, Malta |
電話番号 | (+356) 2165 0937 / marsaxlokk.lc@gov.mt |
公式サイト | https://marsaxlokklc.gov.mt/en/ |
まとめ
マルタ共和国は、歴史的な要塞都市から漁村の生活風景、そして自然の断崖や海食洞まで、多彩な魅力を持つドローン撮影スポットに恵まれています。
ブルーグロットの神秘的な海の輝き、ポパイ村のカラフルな建物群、モスタ・ドームの壮大なドーム、ヴァレッタ旧市街の要塞美、そしてマルサシュロック漁港の伝統的な漁船。
空からの視点で記録すれば、地上からは見えない新たな表情が発見できるでしょう。
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