ブルガリアではどんなドローン映像が撮れるんだろう?
湖や歴史ある街並み、壮大な山脈までいろいろ揃ってるよ
- ブルガリアでは、氷河湖や黒海沿岸の絶景、歴史都市の城塞や大聖堂など、自然と文化が融合した空からの映像を収めることができます。
- 首都ソフィアから鉄道や車で移動可能な都市型スポットから、ロープウェイや登山道を利用してたどり着く山岳エリアまで多彩です。
- ブルガリアはEU加盟国のため、250g以上の機体はオペレーター登録が必要で、飛行禁止区域もあるため事前確認が必須です。
※本記事は、2025年9月時点の情報を参考に作成しています。
※文中では通称のブルガリアを使用しています。
リラの七つの湖(Seven Rila Lakes)

リラの七つの湖は、ブルガリアのリラ山脈に広がる氷河湖群で、標高2,000メートル前後の高地に点在しています。
古くからブルガリアの人々にとって神聖な場所とされ、自然信仰や民間伝承の舞台として語り継がれてきました。
また、夏になると「白兄弟団」と呼ばれる精神修養の集団が集まり、自然と調和する舞踊を行う姿が見られることもあります。
ドローン撮影を行えば、湖同士が階段状に連なる姿や季節ごとに変化する色彩を一枚の画に収めることができ、湖面に空や雲が映り込む瞬間は神秘的な映像になるはずです。
おすすめのドローン撮影のタイミング
| 撮影に適した時期 | 6月〜9月(残雪が消え、湖面がクリアに見える時期) |
| 時間帯 | 早朝〜午前中(日差しが柔らかく、湖面反射が美しい) |
| 気象条件 | 快晴または薄曇り(雲の影が湖面に映り込むと立体感アップ) |
| 特別な瞬間 | 秋の紅葉時期や初雪直後は、湖と山並みが際立ちます |
真夏の早朝に太陽が昇り始める時間帯は、湖面に黄金色の光が差し込み、空撮映像に奥行きが生まれます
ドローン撮影時の注意点
- 湖周辺は飛行可能エリアが制限されている場合があるため、必ず事前に確認する
- 強風が吹きやすいため、予備バッテリーを携帯する
- 人気のハイキングコースと重なるため、人が映り込まないように高度や角度を工夫する
- 宗教的儀式が行われている場合は、飛行を避ける
アクセス方法
| 最寄り都市 | ソフィア |
| 移動手段 | ソフィアから車で約1時間半、リラ山ロープウェイ乗り場までアクセス可能 |
| ロープウェイ | パニチシテ(Panichishte)からリフトで約20分で湖エリアへ |
| 徒歩 | リフト降り場から湖までハイキングで約30分〜1時間 |
管理団体・問い合わせ先情報
| 名称 | Directorate of Rila National Park(リラ国立公園管理局) |
| 住所 | 12B Bistritsa Str., Varosha District, 2700 Blagoevgrad, Bulgaria |
| 連絡先 | +359 73 880 537 / office@rilanationalpark.bg |
| 公式サイト | https://rilanationalpark.bg/directorate/management/park-directorate/structure-and-function/organization-2.html |
ヴェリコ・タルノヴォ(Veliko Tarnovo)

ブルガリアの中部に位置するヴェリコ・タルノヴォは、かつて第二ブルガリア帝国の首都として繁栄した歴史都市です。
丘の斜面に沿って家々が段々に建ち並び、その背後には壮大なツァレヴェツ城塞がそびえています。
都市の文化は中世の建築と正教会の伝統が色濃く残り、訪れる人々にタイムスリップしたような印象を与えるでしょう。
ドローンで撮影すれば、蛇行するヤントラ川と城塞を含めた街並み全体を一望でき、立体的で迫力ある映像が得られるはずです。
おすすめのドローン撮影のタイミング
| 撮影に適した時期 | 春(4〜6月)と秋(9〜10月) |
| 時間帯 | 夕暮れ(日没前の黄金色の光が街を包む時間帯) |
| 気象条件 | 快晴または薄曇り |
| 特別な瞬間 | 城塞のライトアップ開始直後 |
日没直前に城塞が黄金色に照らされる瞬間を狙うと印象的な映像に仕上がります
ドローン撮影時の注意点
- ツァレヴェツ城塞周辺は文化財保護区域となるため、飛行可能エリアを事前に確認する
- 観光客の上空を飛行すると事故につながるため、人の密集地を避ける
- 丘の地形は風が強く乱れやすいため、安定飛行を優先して高度を慎重に調整する
- 夜間の撮影を行う場合は現地の許可を取得し、規則に従う
アクセス方法
| 最寄り都市 | ソフィア |
| 移動手段 | ソフィアから鉄道または車で約3時間 |
| 市内交通 | バスやタクシーで旧市街・城塞エリアまでアクセス可能 |
| 徒歩 | 城塞内や旧市街は徒歩で散策可能 |
管理団体・問い合わせ先情報
| 名称 | Veliko Tarnovo Tourist Information Center(ヴェリコ・タルノヴォ観光情報センター) |
| 住所 | 5 Hristo Botev Str., 5000 Veliko Tarnovo, Bulgaria |
| 連絡先 | +359 887 659 829 / tic@velikoturnovo.info |
| 公式サイト | https://velikoturnovo.info/en/home-en/ |
ネセバル旧市街(Nessebar Old Town)

黒海に突き出した半島に広がるネセバル旧市街は、古代トラキア時代から続く歴史を持ち、ローマ・ビザンツ・オスマンといった多様な文化の影響を受けてきました。
町全体が世界遺産として登録されているネセバル旧市街は赤瓦の屋根と石造りの教会が並び、より異国情緒を感じさせる街並みとなっています。
ドローンで撮影すれば、海に囲まれた半島の地形と歴史的な家々が密集する町並みを一望でき、地上からでは味わえないスケール感を映像に収められるでしょう。
おすすめのドローン撮影のタイミング
| 撮影に適した時期 | 夏(6〜8月) |
| 時間帯 | 朝日が昇る直後 |
| 気象条件 | 晴天で風の弱い日 |
| 特別な瞬間 | 夏至前後の日の出 |
夏の早朝に海と町が淡い光で染まる瞬間がおすすめです
ドローン撮影時の注意点
- 世界遺産の保護区域であるため、飛行エリアを事前に確認する
- 港周辺は漁船や観光客が多いため、低空飛行を避ける
- 海風が急に強まることがあるため、安定飛行が可能な範囲で操作する
- 教会や宗教施設上空を飛行しない
アクセス方法
| 最寄り都市 | ブルガス |
| 移動手段 | ブルガスから車またはバスで約40分 |
| 市内交通 | 旧市街入口付近に駐車場あり |
| 徒歩 | 半島内は徒歩で観光可能 |
管理団体・問い合わせ先情報
| 名称 | Municipality of Nessebar – Tourist Information Center(ネセバル市観光局/観光インフォメーションセンター) |
| 住所 | 19, Mesambria Str., Nessebar, 8230, Bulgaria |
| 連絡先 | +359 554 4 26 11 / visit@nesebar.bg |
| 公式サイト | https://visitnessebar.bg/en |
ソフィア・アレクサンダル・ネフスキー大聖堂(Alexander Nevsky Cathedral, Sofia)

ソフィアの中心にそびえるアレクサンダル・ネフスキー大聖堂は、ブルガリア正教会を代表する壮麗な聖堂です。
黄金のドーム、白大理石の外壁、内部のフレスコ画やモザイクは訪れる人々に圧倒的な印象を与え、都市の喧騒の中にありながら聖堂周辺には荘厳で静謐な雰囲気が漂います。
ドローンを使えば、壮大なドームの造形を真上からとらえたり市街地全体との調和を空から描き出すことができるため、迫力と格式を感じさせる映像が得られるはずです。
おすすめのドローン撮影のタイミング
| 撮影に適した時期 | 通年(特に春と秋) |
| 時間帯 | 午前中(朝の柔らかな光が大聖堂を照らす時間) |
| 気象条件 | 快晴時(ドームの金色が輝く) |
| 特別な瞬間 | 祝祭日や宗教行事の前後 |
朝の光がドームに反射して黄金色に輝くときが狙い目です
ドローン撮影時の注意点
- 聖堂上空は宗教施設であるため、飛行に制限がある可能性を必ず確認する
- 周辺は観光客や車の交通量が多いため、低空での飛行を避けて安全を最優先にする
- 中心市街地のためGPS干渉や電波障害が起きやすく、操縦は慎重に行う
- 行事や礼拝の時間帯は撮影を控えて周囲への配慮を忘れない
アクセス方法
| 最寄り空港 | ソフィア国際空港 |
| 市内移動 | 空港からタクシーまたは地下鉄で約20分 |
| 最寄り駅 | ソフィア地下鉄「Sofia University St. Kliment Ohridski」駅 |
| 徒歩 | 駅から徒歩約5分で聖堂に到着 |
管理団体・問い合わせ先情報
| 名称 | Bulgarian Orthodox Church – Holy Synod(Sofia Patriarchate) |
| 住所 | 4 Oborishte Str., 1000 Sofia, Bulgaria |
| 連絡先 | +359 (2) 987 56 11 / info@bg-patriarshia.bg |
| 公式サイト | info@bg-patriarshia.bg |
シプカ峠・自由記念碑(Shipka Pass & Monument of Liberty)

バルカン山脈の要衝にあるシプカ峠は、19世紀の露土戦争における激戦地として知られており、峠の頂上に建つ「自由記念碑」は祖国解放の象徴としてブルガリア人に深く敬愛される存在です。
周囲の自然は四季折々に姿を変え、夏は緑豊かな草原が広がり、冬には雪に覆われた厳しい景観を見せます。
ドローンを使えば、記念碑を中心に広がる山脈の稜線を大きなスケールで収めることができ、歴史と自然が交錯するドラマチックな映像が撮影できるでしょう。
おすすめのドローン撮影のタイミング
| 撮影に適した時期 | 春から秋(特に緑が映える5〜6月) |
| 時間帯 | 午後遅く(日没に近い時間帯) |
| 気象条件 | 晴天時、遠景がクリアに見えるとき |
| 特別な瞬間 | 記念日や追悼行事の日 |
夕暮れに記念碑が赤く染まる瞬間を捉えると荘厳な映像になるでしょう
ドローン撮影時の注意点
- 記念碑周辺は観光客が集まりやすいため、人の頭上を飛行しないよう十分に配慮する
- 山岳地帯では突風が突然吹き込むため、バッテリー残量と機体の安定性を常に確認する
- 交通量のある峠道付近では車両の妨げとならないよう距離を保って飛行する
- 行事や式典の日には特別な規制がかかる場合があるため、事前に状況を調べる
アクセス方法
| 最寄り都市 | ガブロヴォ(Gabrovo) |
| 移動手段 | ソフィアから車で約3時間 |
| 公共交通 | ガブロヴォ市内からバスでシプカ村まで移動可能 |
| 徒歩 | シプカ村から記念碑まで登山道あり(約1時間) |
管理団体・問い合わせ先情報
| 名称 | National Park-Museum “Shipka” |
| 住所 | 8, P.R. Slaveykov St., 6100 Kazanlak, Bulgaria |
| 連絡先 | +359 431 62495 / shipkamuseum@mail.bg |
| 公式サイト | https://visitbulgaria.com/national-park-museum-shipka-shipka-peak/ |
まとめ
ブルガリアには、氷河湖が連なるリラの七つの湖や、中世の歴史を色濃く残すヴェリコ・タルノヴォ、黒海に浮かぶようなネセバル旧市街など、ドローン撮影に最適な風景が数多く存在します。
さらに、ソフィアの大聖堂やシプカ峠の記念碑のように、歴史と文化が交わるランドマークも見どころでしょう。
空からの視点を加えることで、地上では感じ取れないスケール感や奥行きを映像に残せるはずです。
ブルガリアを訪れる際には、規制や安全に配慮しながらドローンならではの魅力的なカットを楽しんでみてください。
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