2022年12月にドローンの「国家資格制度(無人航空機操縦者技能証明制度)」が始まり、ドローンを仕事や趣味に活かしたい人の注目がますます高まっています。
「ドローンの免許は高いのかな?」「いくらぐらいかかるんだろう?」と費用について気になっている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ドローン国家資格の取得費用を内訳から相場まで解説、さらに、費用を抑えるポイントやあなたにぴったりのスクール選びのコツも紹介します。
最後まで読めば、ドローン国家資格の費用と、お得に資格を取る方法がわかります。
※本記事は、2025年10月時点の情報を参考に作成しています。
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近い将来必要になるドローンの国家資格
ドローンは、特定のルールを守れば資格なしで飛ばすことができます。
しかし、人や建物が多い場所(人口集中地区)の上空や夜間の飛行など、危険性が高い飛行をする場合は国土交通省に許可をもらう必要があります。
国家資格を持っていれば、許可をもらう手続きが簡単になったり、一部の飛行では許可そのものが不要になったりします。
ドローンの国家資格は、「この人は国が定めた知識と技術を持っているから、安全にドローンを操縦できる」と証明できるのです。
国家資格は「一等」と「二等」の2種類
ドローンの国家資格には、「一等無人航空機操縦士」と「二等無人航空機操縦士」の2つの種類があります。
2つの大きな違いは、どこまで危険な飛行ができるかです。
| 資格の種類 | 飛行できるレベル | どのような飛行ができる? |
| 二等資格 | レベル1~3 | 人がいない場所での目視外飛行など |
| 一等資格 | レベル1~4 | 人がいる場所(有人地帯)での目視外飛行(レベル4)が可能 |
特に「レベル4飛行」は、ドローンを使った宅配や広いインフラの点検など、ビジネスでの活用に必須となるため、一等資格が注目されています
費用を抑える鍵は「経験者」コース
ドローンの国家資格を取るための講習費用は、「初学者(初心者)」と「経験者」で大きく変わります。
- 初学者:ドローンの操縦経験がほとんどない人。講習時間が長く、費用も高くなります。
- 経験者:以前に国の認定を受けた民間資格を持っている人や、十分な飛行経験(目安:10時間以上)がある人。講習時間が短くなり、費用を大幅に抑えることができます。
費用を抑えるために、民間資格を取ってから国家資格の経験者コースに進む方も多いです
ドローン国家資格の取得費用の内訳と相場

ドローンの国家資格を取るには、次の3つの費用が必要です。
- 講習費用:ドローンスクール(国が認定した「登録講習機関」)で知識と技術を学ぶ費用
- 試験費用:学科試験や身体検査の受験費用
- 交付費用:国家資格の証明書を発行してもらうための手数料
【講習費用】「初学者」と「経験者」の料金相場を比較
ドローンスクールで講習を受ける費用が、取得にかかる総額の中で最も大きな割合を占めます。
| 資格の種類 | 初学者コースの費用相場 | 経験者コースの費用相場 |
| 一等資格 | 60万円~100万円 (平均80万円前後) | 20万円~50万円 (平均40万~50万円前後) |
| 二等資格 | 15万円~40万円 (平均30万~40万円前後) | 7万円~25万円 (平均10万~15万円前後) |
経験者として受講できれば、費用を半分以下に抑えることができます
【試験費用】学科試験と身体検査にかかる費用
ドローンスクール(登録講習機関)で決められた講習を受け、実技の「修了審査」に合格すると、国が実施する実地試験が免除されます。
実地試験が免除された場合、試験でかかる費用は学科試験と身体検査の2つがメインとなります。
| 試験の種類 | 資格区分 | 費用 | 備考 |
| 学科試験 | 二等 | 8,800円 | パソコンで受けるCBT方式 |
| 一等 | 9,900円 | ||
| 身体検査 | 書類提出による受験 | 5,200円 | 運転免許証などで代用可能 |
| 会場での受験 | 19,900円 | – |
身体検査については、会場で実際に検査を受ける方法を選ぶと19,900円かかります。
しかし、多くの場合、すでに持っている自動車運転免許証(一部除く)などの書類を提出する方法を選べば、費用は5,200円で済み、約1万5千円も安くなります。
- 自動車運転免許証:自動二輪免許、小型特殊免許及び原付免許を除く
- 指定航空身体検査医による航空身体検査証明書
- 無人航空機操縦者技能証明書:すでに他の種類の技能証明書を持っている場合
- 医師の診断書:所定のフォーマットを使用し、医師による検査・記入が必要
ほとんどの人が書類提出で済ませているため、特別な理由がない限り、書類で安く抑えるのがおすすめです
【交付費用】資格発行手数料と限定変更の費用
試験に合格すると、国に申請して技能証明書を発行してもらいます。
- 新規申請手数料:3,000円
- 一等資格のみ:登録免許税3,000円が別途必要
また、ドローンをビジネスで活用する場合、夜に飛ばす「夜間飛行」や、画面を見ながら飛ばす「目視外飛行」の限定変更が必要になることがほとんどです。
限定変更の講習を受けると、別途2万円前後の費用がかかります。
【合計費用目安シュミレーション】二等資格を初学者が取得する場合
ドローンスクールに通い、二等資格を初学者が取得する場合の費用の合計を計算してみましょう。
| 費用の項目 | 金額の目安 |
| 講習費用(初学者・二等) | 400,000円 |
| 学科試験費用 | 8,800円 |
| 身体検査費用(書類提出) | 5,200円 |
| 交付費用 | 3,000円 |
| 合計 | 約41万7,000円 |
上記の金額に、限定変更の費用や、スクールに通うための交通費などが追加されます
【費用と魅力で比較】おしんドローンスクールを選ぶ3つの理由
多くのドローンスクールがある中で、おしんドローンスクールは費用や学習内容の面で大きなメリットがあります。
特に、ドローン国家資格を効率よくお得に取得したい方におすすめです。
合宿形式で「宿泊費・昼食代込み」!追加費用を抑えられる
一般的なドローンスクールは、講習費用と宿泊費や食費が別々にかかりますが、おしんドローンスクールは伊豆大島での合宿形式となっており、料金に宿代や昼食代、島内ツアーの費用まで含まれています。
▼二等資格、初学者、1泊2日の基本コースにかかる費用の比較
| おしんドローンスクールの定価 | 一般的な相場 |
| 263,000円(宿・昼食・ツアー込み) | 30万~40万円(別途、宿泊費・食費が必要) |
おしんドローンスクールの費用は、一般的な相場と比べても非常に良心的です。
宿泊費や食費などを考慮すると、総額で費用を大きく抑えることができます
再試験が無料(一部コースを除く)で追加費用の心配なし
実技の修了審査に落ちてしまった場合、ほとんどのスクールでは再試験にお金がかかります(再試験料は1万円前後が目安)。
しかし、おしんドローンスクールでは、二等資格のコース(初学者)は再試験が受け放題です。
初めてドローンを触る初心者の方でも、何回でもチャレンジできるため、安心して実技に集中できます
旅気分で学べる!大自然で体験できる費用対効果
ドローンの操縦練習場所は、都市部だと屋内の体育館などが多く、どうしても単調になりがちです。
おしんドローンスクールは、伊豆大島の大自然の中で学べます。
- 屋外での実践的な飛行練習ができる
- 講習の合間に島のガイドやツアーが楽しめる
- 船や飛行機での移動も旅気分が味わえる
単に資格を取るだけでなく、ドローン操縦を心から楽しむ貴重な体験となり、費用以上の価値を生み出します
費用以上に価値があるドローンスクールで学ぶメリット

費用をかけてドローンスクールに通うことには、お金には換えられない大きなメリットがあります。
実地試験が免除になり、スムーズに資格が取れる
先ほども述べた通り、国が認定したドローンスクール(登録講習機関)で学べば、国が実施する実地試験が免除されます。
スクール内の「修了審査」に合格すれば良いため、資格取得までの道のりが非常にスムーズです。
プロの講師から正確な技術と知識を学べる
ドローンの法律や正しい操縦方法は、独学ではなかなか身につきません。
スクールには経験豊富なプロのインストラクターが在籍しており、間違った癖がつく前に正しい技術と最新の知識を直接教えてもらえるため、上達のスピードが格段に早くなります。
安心して練習できる場所が確保されている
ドローンを自由に飛ばせる広い場所は、あまり存在せず、多くの公園や空き地では条例でドローンの飛行が禁止されています。
ドローンスクールでは、練習に最適な広いスペースが用意されているため、事故の心配なく安心して操縦練習に集中できます。
ドローン国家資格を取得する際のドローンスクールの選び方
高額な費用を払って後悔しないために、ドローンスクールを選ぶ際にチェックしたい3つのポイントを紹介します。
コースの内容が「目的」と「経験」に合っているか
ドローンスクールを選ぶ際は、はじめに以下の2点を基準にコースを確認しましょう。
- ドローンをどう使いたいか
- 今の経験レベルはどのくらいか
もし仕事でドローンを使いたいなら、夜間に飛ばす「夜間飛行」や目視できない状況で飛ばす「目視外飛行」など、限定変更ができるコースがあるか確認が必要です。
また、あなたの経験が「初学者」なのか「経験者」なのかによって、受講すべきコース内容も費用も大きく変わってきます。
自分のレベルに合ったコースを選び、無駄な費用がかからないようにしましょう。
講師の経験や人数は十分か
経験豊富な講師がいるか、生徒の数に対して講師の数が十分か(だいたい生徒5人に対して講師1人が目安)を確認しましょう。
講師の質や人数は、集中して技術を学べるかどうかに直結します。
スケジュールや場所(アクセス)は無理がないか
ドローンスクールの講習は、数日間にわたることが多いです。
- 自宅から無理なく通える場所か
- 平日の夜間や週末のコースがあるか
おしんドローンスクールのような合宿形式であれば、最短1泊2日と期間が短く、忙しい人でも集中して資格取得が可能です
ドローン国家資格の取得費用に関するQ&A
Q. 国家資格の取得に補助金や助成金は使えますか?
A. 使えます。
特に企業(法人)が従業員のスキルアップのために国家資格を取らせる場合、費用の最大75%までが助成対象となる「人材開発支援助成金」が利用できる可能性があります。(※雇用保険加入者が対象)。
個人で使える補助金もあるため、ドローンスクールで相談してみましょう
Q. 独学で国家資格を取れば費用は安くなりますか?
A. 独学で学科試験と身体検査を受けることは可能ですが、実地試験は国が定めた場所で、ドローン操縦の経験や技能を証明しなければなりません。
独学で合格するのは非常に難しく、不合格を繰り返すと、結局は再受験料がかさんで総費用が高くなるリスクがあります。
スクールに通うことで実地試験が免除されるため、確実かつスムーズに取得するならスクールがおすすめです
Q. 資格の更新には費用がかかりますか?
A. はい、かかります。
国家資格の有効期限は3年間であり、操縦者は期限が来る前に「登録更新講習機関」で更新講習を受け、身体の基準を満たす必要があります。
更新にかかる費用は、講習費用と交付手数料を合わせて3万円前後が目安とされています。
Q. 初心者におすすめの資格と費用はいくらですか?
A. 初めてドローンを触る初心者の方で、仕事でも使いたいなら「二等無人航空機操縦士」の取得がおすすめです。
費用は約30万~40万円が相場で、おしんドローンスクールの二等資格(基本コース)であれば、263,000円から資格取得を目指せます。
目的に合った資格を選んで、ドローンの可能性を広げよう!
ドローンの国家資格の取得にかかる費用は、決して安いものではありませんが、仕事や趣味の幅を大きく広げるための「未来への投資」と言えます。
費用を抑えるポイントや自身に合ったスクールを選ぶことで、効率よく資格の取得が可能です。
- 総額の目安:二等資格の初学者で、講習・試験・交付費用を合わせ約40万円前後が相場です
- 経験者優遇:民間資格を持っていると「経験者」として扱われ、講習時間と費用を大幅に(半額以下に)抑えられます。
- 費用の内訳:費用の大部分は、国が認定したスクールで学ぶための講習費用が占めています。
- 試験費用:スクールで学ぶと実地試験が免除されるため、試験費用は学科と身体検査の約1.5万円程度で済みます。
- 費用対効果:おしんドローンスクールのような合宿形式は、宿泊費や昼食代まで含まれており、総額での費用対効果が非常に高いです。
ドローン国家資格の取得は、あなたのキャリアやライフスタイルに新たな可能性をもたらします。
ご自身の目的や予算に合った最適な方法で、ぜひドローン国家資格の取得にお役立てください。
▼参考資料
・無人航空機操縦者技能証明|無人航空機レベル4飛行ポータルサイト (国土交通省)
・無人航空機の飛行の安全に関する教則 (国土交通省)
・技能証明試験の種別・手数料 (無人航空機操縦士試験案内サイト/一般財団法人 日本海事協会)
・航空:無人航空機操縦者技能証明等 (国土交通省)
・人材開発支援助成金 (厚生労働省)
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