【ドローンスクール講習レポ①】初心者が一等取得を目指して伊豆大島で一人合宿した話(前編)

【ドローンスクール講習レポ①】初心者が一等取得を目指して伊豆大島で一人合宿した話(前編)

【ドローンスクール講習レポ①】初心者が一等取得を目指して伊豆大島で一人合宿した話(前編)

こんにちは!
おしんドローンスクール東京校(伊豆大島)、卒業生のすずもとです。
スクールの方に「卒業生による講習レポを書いてみないか」とお話をもらったため、一人合宿7日間の軌跡をつづってみたいと思います。

「初心者が数日で国家資格の一等を取得できるの?」と疑問に思う方もいると思います。

結論から言うと、取得はできましたが…山あり谷ありで実技講習に苦戦しました!

ドローンスクールや一等取得に興味がある方はごゆっくり読んでいってくださいね!

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目次

一等取得を目指したきっかけ

受講の詳細

1日目 初めてのドローン!ワガママボディdji F450の洗礼 編

東京 竹芝桟橋 → 伊豆大島 岡田港

練習開始!

日常点検の講習

dji F450とかいうワガママボディ

ホテル1泊目。お刺身!温泉!同調圧力!

2日目 初めての屋外!寿司屋で愚痴ってガチ泣き 編

悪癖が呼ぶ悪癖

スクエアの奥行きもわからん

初めての屋外講習

島の人のあたたかさに泣く

3日目 一等基本試験!机上試験とかいう伏兵! 編

もっとうまくなろうと誓った日

一等 基本 口述試験

一等 基本 記述試験

一等 基本 実技試験

一等 基本に合格して思うこと

身体検査申込み

一等取得を目指したきっかけ

昔から飛行機が好きで、ドローンにも興味がありました。

事前に学科試験に合格したことと、ちょうどよく仕事をクビになったことで、せっかくなのでスクールで講習を受けて一等を取得しようと思い立ちました。

受講の詳細

受講校おしんドローンスクール 東京校(伊豆大島)
コース一等 基本 + 目視外 + 夜間
日数6泊7日(受講5日 + 観光2日)
お世話になった講師の数5名
備考・二等を申込む場合や、先に二等を取得している人が 一等を申込む場合は、泊数はもっと少なく抑えられます。
二等は、純粋にドローンの楽しさを感じながら受講できる方が多いと思います。1泊2日で仲間と来るのも楽しいと思います。
一等は二等より難易度は上がりますが、私は下手な方だと思うので、こちらの講習レポよりかはマシな方が多いと思います。

1日目 初めてのドローン!ワガママボディdji F450の洗礼 編

東京 竹芝桟橋 → 伊豆大島 岡田港

初日は自宅を朝7:00に出て、東京 竹芝桟橋を8:30に出航するジェット船で伊豆大島に向かいました。

竹芝港チケット売り場
東海汽船ジェットフォイル
竹芝港

伊豆大島の到着港は、天候によって「岡田港」か「元町港」のどちらかに到着します。
スクールの方が車でお迎えに来てくれますよ!

港でぱちり

練習開始!

11:00頃に到着し、いよいよ練習開始です!

練習場所は元小学校の体育館とグラウンドです。
地域の方も公共施設として利用されている場所のようです。

おしんドローンスクール東京校の講習会場

私が到着した時は、1泊2日コースで3人組の男性が受講中でした。

とても上手で、ご本人方も余裕があるのか冗談を言いあいながら切磋琢磨していました。

講師の方いわく「普段から何か機材を扱う仕事の人は機械慣れしているのか操作がうまい」とのことです。他にも「部活などで球技経験がある人は奥行きを掴むのがうまい」ともおっしゃっていました。

日常点検の講習

私はビビりな性格のため、実は受講期間前にスクールオリジナルの日常点検動画を送ってもらい予習して来ました。

予習のおかげで時短でき、貴重な実技の受講時間を長めに確保できました。

dji F450とかいうワガママボディ

そして「dji F450」という機体と出会いました。

DJI F450

第一印象は「え?何なの?このワガママボディ…。」でした。

素人説明ですが、この「dji F450」は講師の方が一等講習用にカスタマイズした機体で、とにかく慣性力が強く、ちょうど良い当て舵を入れるまでどこまでもフワフワする個性的な子です。

SF映画の宇宙空間シーンみたいな動きだなと思いました。

一方実技試験で使う「DJI Mavic3 Classic」は、ATTIモードであっても水平位置を整えてあげるとわりと真っ当な動きをする優等生です。

一等講習は、あえてワガママボディF450で練習することで、試験用の優等生Mavic3は簡単に扱えるはず大作戦!!で頑張ります。

DJI F450に苦戦の様子

これから一等を目指す方は、よく聞いてください。

講習初日、私はうまく「飛ばす」どころか、その場にホバリングで「止める」こともままならない状態で終了しました。

これから歩む道は修羅の道となります。

ホテル1泊目。お刺身!温泉!同調圧力!

講習は16:00頃に終了し、ホテルがある元町港までは車で送ってもらいました。

スクールからは約20分ほどで、おそらく受講者の多くはこの元町港周辺に宿泊するのではないでしょうか。

私はチェックイン直後に速攻で「dji F450 難しい」でネット検索しました。

すると「激ムズ!」「素人向けじゃない!」といったページが出てきたため、みんなこんなものなんだとガッツポーズしました。

初日の晩ごはんは「肴や(さかなや)」さんに行きました。

連泊中は毎日違うお店に行きましたが、お刺身はどこもおいしかったです。

肴やの刺身

ホテルはスクール申込前のZoom説明会で講師の方から色々と教えてもらって選びました。

アドバイスをもらった通り食事なしの素泊まりにしたのは大正解でした。

毎朝元町港をお散歩ついでにおいしいコーヒーのお店を開拓し、夜は毎晩地魚ざんまい、島の方ともおしゃべりできる楽しみができました。

2日目 初めての屋外!寿司屋で愚痴ってガチ泣き 編

おはようございます。

朝は「MOMOMOMO(もももも)」さんという早朝からやっているカフェに行きました。

MOMOMOMO朝ごはん

その後カフェ近くまで車で迎えに来てもらい、今日もスクールへ送ってもらいます。

このサービスは本当に助かります。

私はドローンの国家資格を取るにあたって、旅行も兼ねてパーッと一人合宿しようと、北海道から沖縄まで日本全国のスクールを候補として探しました。

車を持たない人が一等取得を目指す場合、練習場所や試験会場に通いやすいかどうかも、一つスクール選びのポイントになる気がします。

その点でこちらのスクールの送迎サービスが決め手になりました。

悪癖が呼ぶ悪癖

正直に申しまして、2日目は記憶がほとんどありません。

とにかくF450に翻弄されていたら1日が終わりました。
この頃私はプロポを立てて持ってしまうクセがありました

コントローラーを横に持つ

ゲーム機のコントローラーで言うと、本来は↑このように持ちたいところですが、

コントローラーを縦に持つ

私は↑このように立てて持ってしまうクセがありました。

立てて持つクセの何がまずいかと言うと、スティックを真横に入れているつもりがわずかに上下にも入ってしまい、意図しない動きが加わってしまうことです。

特に8の字では意図しない前進が加わると理想の進路から外れて大暴走待ったなしです。

さらに、進路から外れたのを戻そうと焦って、当て舵を大きく入れすぎてしまうクセも付いてしまいました。

さらにさらに、当て舵を大きく入れすぎてしまうクセを直さなくてはとビビるあまりに、スティックから親指を離し先をカツンカツンとはじくように操作してしまうクセまでも付き、何をやってもダメな負の連鎖が1日中続きました。

これらの悪癖は、基本の試験までずっと直せずに悩みました。

スクエアの奥行きもわからん

ところで、私はスクエアのCD間(奥側2点)の奥行きを掴むのも苦手でした。

そこで講師の方にお願いして、奥行きを把握することだけに集中する時間を30分ほどもらいました。(よく考えたらお願いして時間をくれるの融通利いてありがたいですね。)

ドローン実技
スクエア飛行の奥行が難しい

いきなり一等を受講すると、アレもコレも一気にできるようにならないといけないため、私のようにセンスが無い人だと、何一つ成功体験を得られない時間もあるように思います。

なので個人的には「アレもコレも」を自分がクリアできる程度の小さな要素に分けて、それをクリアすることで、脳を安心させてあげることは大事だと感じました。

私はこのスクエアの奥行きが体感でわかった瞬間が初めて「自分でもドローンを飛ばせた」と感じた瞬間でした。

というか素直に二等から取ればここまで苦労しないんですけどね。

初めての屋外講習

この日は午前中小雨でしたが、お昼からは晴れました。

そこで私の他に受講していた女性一名と一緒に、屋外でのドローン体験をさせてもらえることになりました。

まずはドローンを上空100mまで上げて、近くの「波浮港(はぶ みなと)」まで飛ばします。

波浮港

港の上空に着くと、こわごわと向きを変えたり三原山にカメラを向けてみたりしました。

とても貴重な経験をさせてもらえて楽しかったです。

伊豆大島は、「島の南部は雨だけど、北部は晴れ」というパターンや、「短時間にザーッと降って、その後カラッと晴れるスコールのような雨も多い」と教えてもらいました。一日中しとしとと降り続く雨は少ないそうです。

島の人のあたたかさに泣く

この日の晩ごはんは、講師の方に教えてもらった「寿し光(すしこう)」さんに行き、伊豆大島の特産品のべっこう寿司などが乗った海鮮丼やあしたばの天ぷらをいただきました。

寿し光

大将が「大島には何しに来たの?観光?」と話しかけてくれました。

今回の合宿旅行中はどのお店でも聞かれて、合計で20名くらいに「ドローンスクールに通いに来たんですよ」とお話ししてきました。

こちらのお店でもそのことを話すと、「先生たまに来るよ。先生ってやっぱり上手なの?」と聞かれました。

初日から基本・目視外・夜間をマンツーマンで面倒を見てくれた講師の方、とてつもなく上手です。

8の字をお手本でやってもらった時はCGかと思いました。

「なのに私はセンスがなくてヘタクソで…ハハハ…」と話していると、追加で卵焼きをポンと置いて「明日も頑張れるようにサービス」とおっしゃってくれました。

予期せぬお心遣いに私はホロホロと来てしまい、うんうんとうなずくことしかできませんでした。

3日目 一等基本試験!机上試験とかいう伏兵! 編

↓元町港のホテルに泊まると、スクールに通う途中でもれなく観光名所「バウムクーヘン地層」の前を通ります。

想像より横に長~~~くて、スケールが大きいことに驚きます。

地層大切断面
地層大切断面

もっとうまくなろうと誓った日

早いもので講習3日目、一等基本の試験の日です。

この日は天気が下り坂の予報だったため、「早く試験を受けないと風が強くなる」という気持ちもまた、焦りを加速させました。

腕が震え、指はガチガチになり、しびれて麻痺しているときのようにプロポを握っている感覚がなく、目は機体を見ているはずなのに脳に届く頃には頭が真っ白、少しでも風が頬を撫でると強風が吹いたように錯覚して不要な当て舵を入れてしまう、そんな状態でした。

体調不良などではなく、100%純粋な「緊張」だけで人間はここまでヘタクソになれます。

そしてついに一等 基本の試験を迎えました。

一等 基本 口述試験

試験の詳細は割愛しますが、緊張するとどうでも良いところをスコーンッと忘れます。

後日講師の方に「めちゃくちゃ緊張してて笑いそうになった」と言われました。

一等 基本 記述試験

こちらも内容は伏せますが、5問中2問も間違えました!

後日 目視外・夜間の記述試験では汚名返上するので乞うご期待。

一等 基本 実技試験

15:00頃、この日一番無風になるタイミングを見計らったかのように、講師の方が実技試験を設定してくれました。

■実技試験1回目

葉っぱ1枚揺れない完全な無風状態でした。

ピルエットは、調整不要で簡単でした。

一安心したのもつかの間、スクエアのD→E間(奥から手前に来るところ)でブレてしまい、戻そうと焦って一発不合格区画の赤コーン外にはみ出してしまいました。

せっかくの無風だったのに何をやっているんだか…。

その後練習も兼ねて8の字もさせてもらった気もしますが、何にも覚えていないです。

■実技試験2回目

風はほぼ無風でした。が、1回目より気温が下がり雲が出てきたので今日のラストチャンスだなと感じました。

結果的には、お世辞にも上手とは言えないレベルで、とりあえず一発不合格区画には入らず、まぁまぁ減点減点減点減点…ぐらいで合格し、実技試験を終えました。

直後の感情は、「 無 」 でした。

にこりともせず顔面蒼白で屋内に戻り、トイレに直行しました。

トイレの中で「(自分の中では)あれで合格したとは言えないから、残りの講習でもっとうまくなれるようがんばろう」と誓いました。

一等 基本に合格して思うこと

私は自分が受講するまで一等合格者のことをみんなまとめてすごいと思っていました。

しかし実際に自分が受講して思ったのは、下の図のように「合格」に幅があるということです。

個人的一等実技の体感上達度

「余裕で一等合格」と「ギリギリ一等合格」の間には点数では表せない見えない壁を感じます。

きっと世の中の一等保持者の中には私と同じように「自分の技術ではまだまだ」と感じている人がたくさんいるだろうなと思いました。

でも、たとえば車の免許をなんとかギリギリ取得した人がその後ばか真面目にクランクを再練習に行ったりしないのと同じで、ドローンも取得後はそれぞれ空撮であったり、測量であったり目的に合わせて各分野の腕を磨いていくのだと思います。

私は…ただの趣味でとっただけなので今後どうしようかと悩みます。

仕事もどうするつもりなのか自分でもビックリします。

身体検査申込み

この晩、ホテルに帰ってから無人航空機の試験サイトから「身体検査」に申込みました。

と言っても運転免許証をスマホで撮って送るだけなので、5分くらいで済みます。

そんなこんなで一等 基本を吐き気をもよおしながらなんとか合格した私ですが、まだまだ講習は続きます。

受講前の無邪気な私が「目視外」と「夜間」も申し込んだためです。

また明日。

→ 後半へつづく →

【ドローンスクール講習レポ②】初心者が一等取得を目指して伊豆大島で一人合宿した話(後編)

ところで、伊豆大島にはドローンの国家資格を取得できるドローンスクールがあるのはご存じですか?
伊豆大島を訪れたついでに「おしんドローンスクール東京校」でドローンの国家資格を取得するのはいかがでしょうか!

おしんドローンスクールで国家資格講習を学ぶ「5つのメリット」

ここまで、ドローンで法律違反しないために知っておきたいことを紹介してきましたが、ドローンについて体系的に学びたいと思ったそこのあなたにオススメなのが「おしんドローンスクール 東京校」です!

おしんドローンスクール東京校

メリット1:初心者でも安心して受けられる

おしんドローンスクールの国家資格講習は、ドローン操縦の基礎から実践まで、プロの講師が丁寧に指導します。少人数制で、一人ひとりのレベルに合わせて学習できるので、初心者でも安心して受け
られます。

メリット2:最短一泊二日でドローン国家資格が取得できる

最短一泊二日でドローンの国家資格を取得することができます。忙しい方でも、短期間で資格取得を目指せます。

メリット3:e-Learningで忙しい方もスマホで簡単に学習可能

おしんドローンスクールの学科講習はe-Learningで完結します。e-Learningは、パソコンやスマホで受講できるので、忙しい方でもスキマ時間に学習できます。

メリット4:屋外で広々と練習することができる

空撮体験など屋外で広々と練習することができます。屋外で練習することで、実践的なスキルを身につけることができます。自然豊かな場所の利点を活かした講習が可能です。

メリット5:旅行気分で資格取得を目指せる

おしんドローンスクール東京校の国家資格講習は、伊豆大島で開催されます。伊豆大島は、豊かな自然に囲まれた美しい島です。資格取得をしながら、旅行気分で講習を楽しむことができます。

おしんドローンスクール 東京校で是非一緒に国家資格を取得しましょう!

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